第29回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映作品『太陽を掴め』の舞台挨拶が10月26日(水)に行われ、主演の吉村界人、松浦祐也、中村祐太郎監督、脚本を担当した木村暉、髭野純プロデューサーが登壇した。
日本のインディペンデント映画を応援する「日本映画スプラッシュ」部門。本作は、新鋭・中村祐太郎監督が、吉村界人x浅香航大x岸井ゆきのという若手俳優を迎えて描く89分間の“真っ赤な青春群像劇”。心揺さぶる激唱で伝える、ヒリつくように純真な「青春×音楽」映画となっている。
日本のインディペンデント映画を応援する「日本映画スプラッシュ」部門。本作は、新鋭・中村祐太郎監督が、吉村界人x浅香航大x岸井ゆきのという若手俳優を迎えて描く89分間の“真っ赤な青春群像劇”。心揺さぶる激唱で伝える、ヒリつくように純真な「青春×音楽」映画となっている。
この日がワールドプレミア上映となる本作。吉村は「この映画はみんなで作った映画。全員主人公の映画だと思っています」と挨拶。松浦は「監督もスタッフも若い方々。これからの邦画の希望となる映画です」と宣言した。また、髭野プロデューサーは「企画の当初から東京国際映画祭に出る、劇場公開をするということを目標にかげていたので、参加できて光栄です」と感慨深げに話した。
東京学生映画祭で2年連続グランプリを受賞した経験を持つ中村監督だが、本作を作ったきっかけについては「学生の時は脚本の木村君と一緒にやっていて、卒業してから助成金で作った」と経緯を語り、その後「より刺激的で、衝動のままにつき進める作品を作りたいと感じていた」とコメント。さらに主演の吉村については「学生時代に作った『雲の屑』の上映に、吉村界人くんがプライベートで見に来てくれていた。そこで意気投合して、次の日に喫茶店で会い、映画を作らないかとなった」と偶然の出会いが呼んだ奇跡だったことを明かした。さらに、イベントで出会った髭野プロデューサーが加わり、4人が出会ったと語った。
さらに2014年に映画デビューして以来、出演作が続く吉村は「俳優が愛されていて、そういう愛がある映画が好き」と語り、中村監督については「会ったときに感じる生命力が好きで、人間がすごい好きです」と絶賛した。最後に髭野プロデューサーは「映画のことが全く分からない状態から始めて、今たくさんの方々に出会えた。そうやって映画は広がっていくと思います。劇場公開に向けて応援いただけると幸いです」とメッセージを送った。
第29回東京国際映画祭は2016年10月25日(火)~11月3日(木)に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催!