『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』安倍乙、奥山かずさ インタビュー

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INTERVIEW

『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』で女子高生・真白役を演じた安倍乙、真白の相棒・チー子役を演じた奥山かずさにインタビューを行った。

作品への第一印象はどう感じましたか?

安倍 麻雀の知識がゼロで主演をいただいて、撮影前もYouTubeで見たり、スタッフさんと4人で対決しました。でも、本番でうまく手捌きできなかったらどうしようとか、不安なことを考えすぎて不眠症になっちゃって(笑)
奥山 初めて知った!
安倍 プレッシャーというか、緊張していて・・・頑張ろうと思いました。
奥山 私は役にすごくフィットするけれど麻雀できるかなって思いました。でも、私はやったことがないことをやりたがりなので、逆にポジティブに燃えて、絶対麻雀覚える!って思って毎日寝ていました(笑)

お互いの印象で撮影の前後で変わった部分はありましたか?

安倍 最初奥山さんは厳しい人だと思っていました。雑誌の表紙などで見ると顔立ちもはっきりされているし、目力もあるし、セリフを覚えてないとプロ意識にかけてるって怒られるかと思いました(笑)なのでストイックなイメージが強すぎたのですが、実際はいい意味でサバサバしているし、あっさりしている方だったので、一緒にいて居心地が良かったです。
奥山 (同じく)表紙を見てたりはしていて(笑)おっとりしているようなイメージもあったし、麻雀を初めて一緒にやったり顔合わせの時に手捌きがお互いできなくて、子供みたいで本当に可愛いなって!おっとり関西弁だし、お風呂のシーンでは役の通りでガッツもあるし、第一印象と変わりました。

それぞれの役については演じていてどう感じましたか?

安倍 (性格が)天然みたいな役じゃないですか?そこは自分の要素があるからすんなり入り込めるかなって思っていたんですけど、差を出さなきゃいけないので。温泉から上がって強くなってなきゃいけから。さっきも奥山さんがおっしゃっていたように、手捌きが本当に苦戦して、たくさん練習していました。ずっと練習して不眠症になったんですけど(笑)だけど、終わったときにやってよかったなって達成感はすごくありましたね!
奥山 チー子は口調とかも結構男っぽいがさつな口調ですけど、それは本当に自分に馴染んでましたし、普段からあんな言葉は言わないですけど(笑)あんな感じではあったので、ほんとセリフが今までのどんな役よりすんなり入ってきました。あと、真白に対するレスポンスも私だったらこう突っ込むっていうのがチー子とリンクしてたので、演じる上ではやりやすかったです。

2人でのシーンで話し合ったことはありますか?

奥山 本当にこのままで、お互いでこうしようとかはなく成り立ってしまった。

数々の温泉地が登場しますがいかがでしたか?

奥山 気持ちよかったよね(笑)
安倍 気持ちよかったし、私はお風呂が嫌いなほうだったのでこの撮影を機に変わりました。湯船につかろうと思いました。(笑)
奥山 私は温泉も湯船も大好きでこんなご褒美撮影でいいのかなってワクワクしてました。石和温泉も伊東温泉も雰囲気すごいあったよね。露天風呂もすごくよかったし、どっちも気持ちよかった。

今回の企画は“Xstream46”で、46分間という尺に見どころが詰め込まれています。撮影はいかがでしたか?

安倍 すごい過密スケジュールで本当に朝から晩までぶっ通しでやっていたんですよ。映像作品も今まであまり出たことがないので、香盤表がきて、Sって何?みたいな。それもマネージャーさんに連絡して聞いたら、シーンって意味で台本と照らし合わせるとわかるよって教えてもらって。舞台ばっかりだったので映像って大変だなって思いました。でも違った良さがあるなと思いました。
奥山 (スケジュールが)盛りだくさんだったんですよ。でも、どこを飛ばしても成り立たないから、大丈夫かなと思っていたんですけど、上り見てすらっと進んで凄いと思って感動しました。あの濃いスケジュールが全部ちゃんと詰まっててかつ見やすい。どっか削られちゃうのかなとか考えていたけど(笑)
安倍 オープニングからすごかったですね。

他の共演者たちとの対局シーンはどうでしたか?

奥山 セットがすごかったよね。
安倍 (不破)万作さんのキャスティングした人はさすがだなって思いました。
奥山 オーラがね、ボス。及川(奈央)さんもね、ボスって感じ。絶対に勝てない。(笑)
安倍 ボス感がすごくて。
奥山 びくびくしていて、自分が小さく見えました(笑)

対局シーンはどのような形で撮影をしたのですか?

奥山 一連を撮って部分を抜いたりとかしたし、一回最後まで通しでやるってこともあったよね。
安倍 ありました。
奥山 あれが一番緊張する。どっかで間違ったら・・・不破さんの前で間違えたらまずいって!(笑)

この企画で一番惹かれた点はなんですか?

安倍 私はチー子とのチームプレイがすごくいいなと思いました。麻雀知らない人でも感動するシーンとか結構あると思うんですよ、そこはすごい魅力的だと思うし、これを見て麻雀に興味がなかったという人も勉強してぜひ一度見てほしいですね。
奥山 麻雀のシーンも豪華で引き付けられるんですけど、掛け合いもそうですし2人の関係がどんどん変化していく二面性のある真白に、チー子がすごいじゃんと思っていくとか仲良くなっていくような、人間関係の面白さに私は台本読んだときに面白いなと思いました。

撮影期間中の1番楽しかったことはなんですか?

安倍 麻雀を勉強している時の”ロン”とかはすごく気持ちよかったですね。勝った!みたいな。
奥山 麻雀を休憩時間に先生と教わったりとか、これがこういう役で実践ではこうやってやるとか、小ネタを聞ける時間が楽しかったですね。

プライベートで麻雀はやりましたか?

安倍 アプリで何度かやりましたね。
奥山 私もアプリでやりましたね。私の弟妹の今大学生の世代の子とかがすごく麻雀をやっていて、「かずさ麻雀してないの?」とか言われて。まだ情報解禁してないから言えないし・・・でも「やってるよ!」って言ったらオンラインで対戦できるアプリとか入れられたりして、たまに対戦とかしてますね。だから早く言いたい(笑)こんなやってたからって。

見どころやおすすめポイントはありますか?

安倍 ・・・ネタバレになっちゃうかな?
奥山 がんばれ(笑)
安倍 実は勝負していた人たちは如月会の一員だったっていう。
奥山 ちょっと待って(笑)お父さんが如月会だった。
安倍 違いましたっけ!?敵だったけど仲間だった?
奥山 そうそう(笑)
安倍 ですよね(笑)
奥山 (真白の父役の)高橋(和也)さんが最後に「敵は12人いる」ってことは敵の数だけ温泉地があって、敵の数だけ麻雀の勝負の仕方があって、これからどんな敵が出て私たちがどんな温泉に入るのか見どころだと思います。私たちも楽しみです。

本作を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

安倍 家にいることが多いと思うので、麻雀に興味がなかったけれど、これを機に麻雀に興味を持ったっていう人が増えてくれると嬉しいです。
奥山 初めてのW主演でチー子に対する思いが強いというか大好きだし、麻雀を頑張ったというプロセスを込みで思い出深い作品なのでいろんな人に見てほしいです。2人ともグラビアの紙面で見ていただいた方が多いと思うんですけれど、素の私たちに近いと思うのでそういうのを見ていただくような意味でもいい作品だと思います。

【写真・文/編集部】

STORY
本作は時代を跨いで麻雀映画を送り出してきた東映が制作する完全オリジナルのお色気旅情闘牌コメディドラマ。2人の女雀士が、温泉地を舞台に極悪雀士たちと奇想天外な麻雀バトルを展開。麻雀ファンはもちろん、麻雀を知らなくても気軽に楽しめる王道エンタテイメント。難波飛龍が、全国の温泉宿を根城にする極悪雀士集団の「如月会」に囚われた家族を捨て、旅打ちに出て行った父を憎む飛龍の娘の真白だったが、実家の銭湯を守るために、飛龍のお引きだったチー子とともに如月会に戦いを挑む2人の前に立ちはだかるのは、覗きが得意な石和温泉の出歯亀や、脱衣麻雀を仕掛ける伊東温泉の黒豹。敵の卑劣な麻雀に苦戦する2人だったが、真白には温泉に入ると麻雀が強くなる特殊能力が・・・。果たして2人は無事に飛龍を助け出すことが出来るのか。


TRAILER

DATA
『麻雀宝湯記 石和の亀篇 伊東の黒豹篇』は各種動画配信サービスにて絶賛配信中!
詳細は Xstream46公式ホームページ 公式Twitter(@xstream46)まで
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