『メイヘムガールズ』吉田美月喜、井頭愛海、神谷天音、菊地姫奈 インタビュー

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INTERVIEW

『メイヘムガールズ』で山﨑瑞穂役を演じた吉田美月喜、大森あかね役を演じた井頭愛海、岡本環役を演じた神谷天音、ケイ役を演じた菊地姫奈にインタビューを行った。

脚本を読んだ時のお気持ちをお聞かせください。

吉田 コロナ禍の女子高生の話で、瑞穂はいいところも悪いところもリアルな女子高生だと思いました。行動力があってパッと動ける、“こういう子いるな”と思いました。超能力という不思議なものが合わさっても共感できる作品になると思いました。

井頭 超能力を使う女子高生たちが出てくるというお話で、新しいジャンルの映画だなと感じました。現在のコロナ禍の事も描かれていて、その中でも普段コロナ禍で制限された中での鬱憤や、負の感情が超能力として描かれているのがおもしろいと思いました。あと脚本で読んでいた時のものと、実際に完成したものを見たら自分のイメージを遥かに超えていました。撮影中も迫力のあるシーンがたくさん撮れたと思いましたが、自分が想像しているときよりも映画館に来てほしいと思える作品になりました。

神谷 脚本を読んだのは高校3年生の時で、私が高校2年生から3年生にかけて経験してきたコロナ禍の学校生活と重なるところがたくさんありました。文化祭が中止になったり、マスク生活など、いろいろなことが一変してしまったので。環役については、4人の役の中で一番共感できる部分が多い役でした。みんなの輪からちょっと外れたところで客観的に見たり、一つのことに一生懸命になれる芯があるところもとても共感できました。

菊地 脚本を読んだのは高校2年生の時で、コロナ禍で学校の行事や生活が制限されていたので、読んだ時に“一緒だな”と共感できるところが多かったです。今回初めてファンタジーっぽい要素がある作品に出演させていただいたのでワクワクした気持ちで挑ませていただきました。

ご自身と似ているところや共感できるところを教えていただけますか?

吉田 好きなこととか思ったことをすぐにやってみたいと思うところは似ているところです。私も好きなことは何でもやってみたいと思うんですけど…似ていない部分もそこで、私は周りの事を気にして、どう見られるかを考えてしまうので、そういうことを考えずにできちゃう瑞穂はうらやましいです。

井頭 あかねは明るくて自由奔放で誰とでも距離が近いところは自分とは似ていると思う部分で、私もあまり人見知りとかせずに初対面の人と話すことも好きなので。でも、あかねは、はっきりと言葉にして言ったり、思っていることも言えちゃうタイプなんですけど、そこは自分は言えないことのほうが多かったりして、似ていないところなので見習いたいと思います。大切な人のためなら自分も犠牲にできるという強さも持ち合わせていると思います。自分は周りに合わせて流されるタイプだったんですけど、最近はそういう自分を変えたいと思っていて、そういう部分もあかねを見習いたいと思います。

神谷 輪の中にいるよりも一歩引いて客観的に見るところは似ていますね。高校2年生の時にクラス替えがあって、コロナ禍であまり人と話すことも推奨されていなかったので、新しく友達を作ることができなくて。一言二言挨拶程度をして帰るくらいだったので、環が人の輪に入らずに、でも人に興味がないわけではなくてちゃんと見ているところは似ていると思いました。似てないところは一つのことに一生懸命になるのはいいんですけど、やりすぎちゃう(笑)度を越え過ぎちゃうところは似ていないと思いました。

菊地 私が演じたケイは4人の中で一番落ち着いていて大人っぽい役で、自分に似ていると思いました。私も大人っぽいと言われることが多いので、一番共感できる部分が多いと思いました。似ていない部分では、ケイはお姉ちゃん気質というか、面倒を見ていたりするんですけど、私は逆に面倒みられる側で、甘えたがりなところがあるので(笑)どちらかというとケイの隣にいるようなタイプなのです。

超能力を使うシーンではワイヤーアクションなども行っていますが、大変だったところはありましたか?

井頭 ワイヤーアクションはみんなやったことがなかったので、その場でレクチャーをしていただいて実際にやりました。空中でバランスを取るのが本当に難しかったです。全身緑のタイツを着たスタントマンの方に足を持ってもらって、足のお芝居は動かしてくださって、私たちは上半身の動きや表情のタイミングを合わせたのですが、それが大変でした。スタントマンの方も体力も大変だったと思います。体力勝負で、飛んでいるシーンでも、ちょっと顔を上げる動きをするために背筋を使うので筋肉痛になったのが大変でした(笑)

吉田 ワイヤーアクションでは結構高いところまで行って、私は屋上の高さまで行きました。あとは、どういう背景になっているのか想像しているのと出来上がったのが全然違ったらどうしようという不安が大きかったです。監督からしっかりと説明していただいたのでイメージはできましたし、実際に出来上がった映像はかけ離れているものではなかったのでよかったですが、撮影中は“これで合っているのかな?”という心配はありました。

本作の見どころや見て欲しいところを教えてください。

吉田 作品全体を通して、“こういう子、見たことがある”と思うと思います。コロナ禍でのリアルな学生の気持ちも共感できる映画だと思うので、そこに超能力が合わさって、どういう爆発の仕方をするのかを楽しんでいただけると思います。

井頭 映画館で見て欲しいなととても思いました。超能力を使ってぶつかり合うシーンは見ごたえのあるシーンになっていると思います。お家で見るよりも、映画館の大きなスクリーンで見るほうがダイナミックに伝わってくると思うので、ぜひ映画館に足を運んでいただいて非日常をみなさんにも味わってほしいと思います。

神谷 コロナ禍での学校生活と超能力が合わさっていますが、コロナ禍全体の話も描いています。学生さんだけではなく、どんな年代の方にもコロナの時はこういうことあったよねと思い返していただける作品になっていると思います。是非、映画館でご覧いただけたら嬉しいです。

菊地 コロナ禍ということで学生の方にもたくさん共感してもらえると思います。私も完成した作品を見た時にこういうことあったなと感じることがあり、共感していただける作品になっていると思います。見ていただいて、やりきれなかった思いを発散して、超能力を使ってスカッとしていただけたらと思います。

Stylist 鈴木美智恵
【写真・文/編集部】

STORY
感染症がまん延する社会で、文化祭や体育祭など、今までであれば学生時代に経験するはずだった青春のイベントが次々と中止になり、学生たちの思い出作りのチャンスを奪ってきた。そんな制限だらけの毎日にストレスを抱える女子高生たちのイラ立ちが、突如超能力となって彼女たちの元に舞い降りたことで始まる。手に入れた超能力によって、窮屈な日常からサスペンスと恋に満ちた非日常に変わってゆく、爽快な青春サイキック・エンタテインメントが誕生した。主演を務めるのは吉田美月喜。井頭愛海、神谷天音らが共演する。


TRAILER

DATA
『メイヘムガールズ』は2022年11月25日(金)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国で公開!
監督:藤田真一
出演:吉田美月喜、井頭愛海、神谷天音、菊地姫奈、木戸大聖、生稲晃子、大浦龍宇一/カンニング竹山、内田奈那、畑中有里、ゴーシュ凜、乃上桃音、舞沢萌愛未、中野恵那、莓瑚、三和万亜子(from めにぱら)、あいだあい
配給:アルバトロス・フィルム
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