『バトルキング!!-We'll rise again-』山下永玖・高尾颯斗・草川直弥・上村謙信・関哲汰・沢村玲、小川史記・高尾楓弥・森愁斗 インタビュー

  • HOME »
  • インタビュー »
  • 『バトルキング!!-We'll rise again-』山下永玖・高尾颯斗・草川直弥・上村謙信・関哲汰・沢村玲、小川史記・高尾楓弥・森愁斗 インタビュー

INTERVIEW

『バトルキング!!-We'll rise again-』に出演するONE N' ONLYの山下永玖、高尾颯斗、草川直弥、上村謙信、関哲汰、沢村玲、BUDDiiSの小川史記、高尾楓弥、森愁斗にインタビューを行った。

本作で演じた役の魅力や、ご自身との共通点を教えてください。

山下永玖 源二郎は仲間思いで、意志が強くてプライドが高い役柄です。いろいろな方と出会っていく中で変わっていく姿を見ることができるシーンが多いので注目してもらいたいです。僕自身もプライドが高いのでそこは共通していると思います。劇中でもピュアな部分が出ているのでそういった部分も見てもらいたいです。

高尾颯斗 愛之助の見どころは同じく仲間思いで、兄弟愛も大事にしています。仲間を大切にしていて、みんなのバランスを取って周りをよく見ているキャラクターだと思います。僕はグループでリーダーをやっているんですけど、“引っ張っていくぜ!”というタイプではないので、みんなと話し合いながら進めていく部分は似ていると思います。

草川直弥 甲斐は一つのことに集中したらそこだけに没頭する、好きなものはとことん突き詰めていく意志が堅い男です。仲間思いなところがあって、だからこそ正直になれないというところもあります。あまり素直になれないところは少し自分と似ていると思って演じました。

上村謙信 鞍馬は強い男で、一番『バトルキング!!』らしいなと思います。ラップのシーンもあるんですけど、映画に弾みをつける役なので、分かりやすい役だと思います。仲間と出会って人として成長していく姿は自分に重なる部分もあると思いました。

関哲汰 真田は基本的に元気で優しくて温厚なんですけどヤンキー。でもヤンキーでいるのも、周りのメンバーと一緒にいたいからで、仲間のためなら体を張ってでも守るくらいの気持ちがある熱い男です。相手の気持ちが分かって賢い部分が、真田の好きなところです。あと歌がとにかく好きなので、そこが自分と似ているところです。元気なところ、メンバーのことが好きというところも共通する部分です。頭脳型なので、そこだけが普段の自分と違うので、そこは真田を見習って、自分も時には考えないと、参考にしないといけない部分もあるなと思いました。

沢村玲 早乙女は音楽オタクの役で、友情よりも音楽に向き合っていてそれに仲間がついてきたイメージです。自分と共通するのは夢中になって一つの道を突き進み、だんだん仲間とか友情に気づいていく、自分一人ではできないということに気づいていく、自分もひとつのものに夢中になるところがあるので似ていると思いました。

小川史記 南部は魅力で溢れていると感じています。優しいですし、強い。音楽が大好きで、でもミステリアスな雰囲気もありつつ、こんな人モテるだろうなと演じていて思いました。共通点というよりも、真似したいところはあります。BUDDiiSでリーダーをやらせていただいているので、南部も奥深くまでみんなと密接にかかわるというより、大事な時に声をかけたり、一歩引いて見守っている感じは真似したいなと勉強させていただきました。

高尾楓弥 龍之介は自分と似ているなという部分が大きいです。素直になれないというか、思春期のような少年のようなところもありつつ、自分もお兄ちゃんたちと同じようにやりたいけどさせてくれないジレンマがあり。自分と似ているところしかないです。ONE N' ONLYのみんなは僕にとってお兄ちゃんで、そっくりそのまま似ているところがあります。でも、男を見せるところもあるので注目してほしいです。

森愁斗 この映画では悪い役で、強い役なのでそこを全うできるように頑張りました。共通点はないんですけど(笑)強いて言うならレザーが好きなところです。今日もブーツだったり、レザーのジャケットを着ているのでそういうところは似ています。喧嘩ではなくて洋服で語り合いたいです。

役作りをする上で、お互いに話し合ったりはしましたか?

山下永玖 役をいただく前に監督と個別に、どういう人生を送ってきたかとか、根本的な性格から話し合ったりしていたので、いただいた役は演じやすかったですが、ヤンキーというところが難しかったです。『ROOKIES』とか『ステップ・アップ』とか、似ているテイストの作品を観て役作りをしました。

関哲汰 メンバー全員で出演したので、ダンスレッスンの合間とか休憩時間に台本を持っていってみんなで話し合ったり、読み合わせして実際どこのシーンをやってみようとか実践しました。メンバーであるからこそできるのでありがたかったです。それぞれで相談し合ったりもしました。

具体的にどんなことを話し合いましたか?

山下永玖 関係性についての話はしました。ワークショップも結構設けられていたので、撮影する前の1か月間くらいは自然と役としてつながっていったと思います。

上村謙信 僕と哲汰は一緒のシーンが多くて、どういうことを考えているのかは2人で話し合ったりしました。

草川直弥 ONE N' ONLY全員が揃ってバチバチにあたるシーンがあるんですけど、そこは特に練習していたと思います。だからこそ本番に入った時のメンバーの緊張感とか、空気感がいい感じでした。普段はわちゃわちゃしているんですけど、一気に俳優として入り込んでやっていたところは、このグループだからこそ作り上げられた空気感でよかったと思いました。

仲のいい空気感から演技に入る際に切り替えが大変だったりすることや、演じる上で難しかった点はありましたか?

草川直弥 僕はみんなと一緒のシーンが少なかったので、自分で考える時間が多くて、なるべく一人でいました。

沢村玲 音楽オタクで自分が何を伝えたいかを求められていたと思うので、自分としゃべっている感じが多い役でした。殺陣とかアクションシーンとか、言葉のラリーというところで練習はあったんですけど、役柄の本質的なところは自分で考えることが多かったです。

高尾颯斗 僕は弟と兄弟役だったので、普段の兄弟の関係性とは違う関係を2人で家に帰って話し合って詰めていきました。
草川直弥 撮影期間は一緒に寝てたんでしょ?
高尾颯斗 そうですね。
高尾楓弥 温泉入ったよね。
高尾颯斗 本当に兄弟だからこそそこまで深く役作りできたのかなと思っています。いい経験でした。

小川史記 ONE N' ONLYのみんなと空き時間などで話している何気ない時間が南部を演じるときに結果的に役立ちました。ONE N' ONLYのみんなとは常日頃一緒にいるわけではないのでこういうときに話したいなというのもありました。

高尾楓弥 あまり意識はしていたわけではないんですけど、今まで以上に話していただいたり、周りのみんなとしゃべっていました。より弟のような立ち位置に近づけるように仲良くさせてもらいました。(兄の高尾颯斗とは)温泉で1時間くらいしゃべって。ほぼ毎日撮影があったので、明日どうしようとか、今日このシーンどうだったとか話し合ったりして、お互いの兄弟像を共有してちょっとずつ作っていきました。

森愁斗 僕は監督に(体を)増量してほしいと言われて、筋トレとかをして、2~3㎏くらいはつけました。アクションを通して戦う役なので、撮影に入る前に殺陣の稽古をいっぱいやっていたんですけど、体が硬くて足が上がらなかったり、毎日ストレッチとかをしていました。役で髪をいじったりするのが初めてだったので、それも新しいなと思いながら楽しかったです。

ONE N’ ONLYのみなさんは、劇中でJackpozとしてパフォーマンスを行いますが、いつもとは違う部分があれば教えてください。

山下永玖 Jackpozとしての全体のパフォーマンスとしては、普段のONE N' ONLYのパフォーマンスに近い感じではあったんですけど、でもそれぞれの役があるのでそこにつなげながらやりました。久々に(自身が演じる)源二郎のお父さんにダンスをしている姿を見せるので、恩返しできたという気持ちでパフォーマンスをしました。

高尾颯斗 普段の自分とは違うテイストでパフォーマンスをしました。愛之助はもともと源二郎と甲斐と「源愛会」として3人組でダンス大会に出ていたので、離れ離れになった2人とまた一緒に夢を追いかけることができる喜びが強かったと思います。

草川直弥 普段ステージに立っているときは目の前のお客さんを楽しませる、幸せになって帰ってもらいたいという思いがあるんですけど、Jackpozは特に甲斐は源二郎と愛之助とまたやれたという喜びが大きかったので、こみ上げてくる喜びとか感動とか、自分がまた輝ける居場所を見つけられたという気持ちを持ってやったので普段とは違いました。

上村謙信 同じダンスではあるんですけど全然違うなと思いました。普段のONE N' ONLYではアーティストとしてかっこよくかわいく、SWAG(ファンの呼称)に向けてパフォーマンスしていますが、Jackpozは全然違くて、いろんな歴史があって、仲間と出会って、人としての成長だったりレッスンも人一倍頑張ったのかなと思って、結構泥臭かったと思います。

関哲汰 普段のパフォーマンスではシルエットや、自分の顔のこの角度で見せていくとかに意識を置いているんですけど、Jackpozは作中のパフォーマンスなので気持ちの部分がどうやったら出るのかとか視点が違いました。表情でどうもがいて葛藤している部分を出すのか、かつパフォーマンスとしての見せ方も出していかなきゃいけないというそのバランスが難しかったです。普段のONE N' ONLYとは違うけど、ONE N' ONLYでも活かせるところではあるので勉強にもなりました。

沢村玲 表現者として共通点は多いです。ただ早乙女という役を考えた時に、僕らは何度もやっていますけど早乙女としては初めてステージに立つので、自分が初めて経験したときのことと重ね合わせてどういう気持ちでいるのかを再現したいと思い、演じたときにはそういった部分が自然と出てきました。

撮影中に印象的なエピソードがあれば教えてください。

小川史記 ONE N' ONLYのみんなのオンとオフのスイッチが印象に残っています。カメラが回っていない時は、みんなでわちゃわちゃして柔らかい雰囲気なんですけど、撮影が始まるとパッと切り替わって役に入るところが一緒にやりながらも印象に残っています。僕自身も刺激を受けましたし、改めてリスペクトの気持ちがありました。

ONE N' ONLYのメンバーから見てBUDDiiSとの競演はいかがでしたか?

高尾颯斗 普段のみんなと違う役柄が多かったと思うので、ギャップが見ていて楽しかったです。みんなが乱闘しているシーンは、僕は見ている機会が多かったんですけど、本当にみんな怖かったし、愁斗は特にめちゃくちゃ怖くて(笑)普段のみんなと全然違う役柄を、役として見れたのでこの映画をみんなで作り上げてるということを感じることができました。グループの垣根を超えて、一つの映画を作っているというのを感じることができて嬉しかったです。

上村謙信 ラップのシーンでここにはいないんですけど、(岡本)聖哉と(西田)祥と絡むシーンが印象に残っています。2人とも演技をやったことがなくて緊張していたんですけど、テイクを重ねるうちに役として入り込んでいて。僕が演じる鞍馬と喧嘩するシーンがあり、目線や演じ方も作品を通して2人が作ってくれてるんだなというのが嬉しかったです。話し合ったりもしたし演技で関われたのが嬉しかったです。

沢村玲 愁斗くんの荒れ具合がハンパないです。雰囲気から作れる、目の前に立っただけで怖い威圧感を、普段は全然違うのに出しているんです。声のトーンも考えて作っているというより出てきちゃってる。本来持ってるものなのかは分からないですけど(笑)本当にすごいなと。撮影中も一人のファンとして見ていておもしろかったです。

ご自身が演じた役以外で演じみてみたい役はありますか?

高尾楓弥 僕は聖哉くんの役をやりたいです。かっこよくラップをして帰るっていいなって(笑)ちょっとアクションもあっておいしい役だなと(笑)

草川直弥 僕は(櫻愛里紗演じる)可乃ちゃんになってみたい。永玖の男らしいところを見たことがないんですけど、今回の映画で男らしい、見ている人もイチコロだと思うシーンもあるので、あれを間近で体験したいなと思います(笑)

関哲汰 僕は龍之介です。何をやっても許されちゃう、愛されちゃうというのが普段の楓弥とも似ているし、いいなと思います。僕は妹がいますが、男兄弟の特にお兄ちゃんが欲しかったんです。だから一回颯斗と一緒に兄弟役をやりたい。

森愁斗 僕はこの人というのではないんですけど、源二郎一派側をやってみたいです。僕の役は倒して勝ち逃げみたいなシーンが多くて、嫌味とかではなくやられる側も演技として大事で、お互いの演技が合致しないとアクションに見えないので、やられる側も演じて立ち向かうシーンもやってみたいです。

上村謙信 やってみたいのは源二郎ですね。一緒に演じていて、可乃ちゃんと出会ってからの成長とか、才能があるというかっこよさ、みんなを引っ張ってる源二郎はいいなと思いました。

山下永玖 僕は龍之介をやりたいです。『バトルキング!!』の大事なシーンを演じているキーパーソンだと思います。龍之介が意志を決めて立ち向かう姿がかっこいいなと思い、(龍之介が戦うシーンは)一番と言っていいほど好きなシーンです。

高尾颯斗 鞍馬をやってみたいです。ラップバトルもかっこいいし、喧嘩がかっこいい。僕はやられているシーンが多かったので、勝ってる喧嘩をやりたいです。僕の好きなタイプのキャラクターなので演じてみたいなというのは見ていて思いました。

小川史記 僕も鞍馬です。尖っている人が意外と好きだったりするので。ラップもいいですし、喧嘩っ早い感じも演じてみたいなと思いました。

ヘアメイク:【ONE N’ ONLY】NOBU(HAPP’S.)、【BUDDiiS】KANANE・MIKU(PUNCH)

【写真・文/編集部】

STORY
「夢に向かって本気になるなんてバカらしい…」と仲間たちとクラブへ入り浸り、喧嘩に明け暮れていた源二郎(山下永玖)は、ひょんなことから全国でも知られている名門アートスクールに侵入して設備を破壊する事件を起こしてしまう。校長の計らいで校内の清掃活動をすることで許されることになる。そこで出会った、ダンスに打ち込む少女、可乃(櫻愛里紗)。源二郎は可乃の誘いで、HIPHOPのDUETダンスの練習相手を務めることになり、「本気で打ち込みたい!」と思い始めていた。そんな時、源二郎たちと対立する山縣虎太郎(森愁斗)との抗争が勃発!仲間たちの危機に自分の想いを抑え、戦いへ向かう源二郎。ようやく夢を見出した源二郎、そして仲間たちの運命は…。


TRAILER

DATA
映画『バトルキング!!-We‘ll rise again-』は公開中
監督:瀧川元気
出演:ONE N' ONLY/山下永玖、高尾颯斗、草川直弥、上村謙信、関哲汰、沢村玲
櫻愛里紗/小川史記、高尾楓弥、森 愁斗、岡本聖哉、西田 祥、大槻拓也
野瀬勇馬、岩尾春輝/武藤潤、曽野舜太 ほか
配給:S・D・P
©映画「バトルキング!!」製作委員会

PAGETOP
© CINEMA Life!