『交換ウソ日記』で米田に片想い中で希美と江里乃の親友・林優子役を演じた齊藤なぎさにインタビューを行った。
齊藤 「交換ウソ日記」は前に読んでいて、お母さんも私が好きな作品と知っていたので、決まった時にすぐにお母さんに連絡したら「え!好きだった作品だったよね」と本の写真を送ってくれました。それくらい好きだった本なので決まった時はビックリしました。台本は複雑な関係性がより見えてきて、優子が曽田(陵介)さん演じる米田のことをすごく好きなところも、(原作の)本でも素敵に描かれていますが、より優子の気持ちが伝わってきやすくて、自分が演じられてすごくうれしいなと思いました。
齊藤 すごくうれしかったですし、キュンキュンするシーンも多くて、私自身も一緒にキュンキュンさせてもらっていました。やりたかったものができたと思いましたし、最高でした。
齊藤 私自身があまり明るい性格じゃなくて、声も低くて。優子ちゃんは天真爛漫で元気な女の子なので、私生活でも元気でいるように心がけて、声をワントーン高くしてテンションを高くしていました。
齊藤 純粋なところは似ていて、私も天真爛漫だねと言ってもらうことが多いので、天真爛漫なところも。おしゃれが好きなので、そういうところも似ているなと思います。
齊藤 優子ちゃんはおしゃれが好きなので、ちょっとおしゃれになってみようかなとイヤリングとか、指輪とかをつけて現場に行っていたんですけどすぐにやめました(笑)時間がなくて毎日はちょっと無理だなと思って、そこら辺にある服を着て行っていたので、そうでもなかったかもしれないです(笑)でも、やっぱり元気で明るくなきゃと思ったので、明るく過ごすことを意識していました。一人でいるときはローになってしまうので、「これだ!」とか独り言を言うようにして、元気にしていました。
齊藤 みなさんすごく優しくて、おもしろくて、本当に楽しい現場でした。(桜田ひより、茅島みずきと)女の子3人でいることが多くて、3人ともプライベートのキャラが全然違うので、一緒にいろいろなことをして楽しかったです。私はおっちょこちょいで、茅島みずきちゃんのお弁当のふたにお茶をぶちまけてしまって、それでみんなが笑ってくれて、ひよりとみずきが拭いてくれて優しいなと思ったり。みなさんに支えられたんですけど、2人がいたから乗り越えられたと思いました。私は食べ物の話をするのが好きなので、食べ物の話をしたり、旅行に行きたいねと話したり、雑談をしていました。
齊藤 みずきとは大阪に3泊くらいしてお出かけしたり、ひよりとは1週間に1回くらい会っているくらい仲良しで、2人ともにお世話になっていて、いろいろと話を聞いてもらっています。
齊藤 心を許した人とはすごく仲良くなれるタイプなんです。でもここまで2人とも仲良くなれるのは、2人がすごかったんだと思います。2人ともタイプは違うんですけど、仲良くなると違う一面を見せてくれて、ギャップがある一面があるのが、すごいかわいいなと思いました。2人といると落ち着きます。
齊藤 私は手をつなぎがちで、2人からは「私、普段は手をつなぐことないんだよね」と言われたんですけど「でも、なーたんだと許しちゃう」と言われたので何があってもつないでいます。遊びに行っても手をつないでいたりしています。私って手をつなぎたがりなんですよね。2人とも自分からつないでくれるようになったので「かわいいな!」と思います。
齊藤 2人ともすごく落ち着いていて、演技に対してまっすぐで、周りが見えていて、そういうところが私も見習わないといけないと思いました。ずっと落ち着いているし、きちんと物事を考えられているところがかっこいいなと思いましたし、私も自立していかなければいけないなと思いました。場数を踏んで成長していきたいと思います。
齊藤 みんなで遊園地に行ったのが楽しくて印象に残っています。みんなで遊園地に行くのが久しぶりで楽しいなと思いました。あとは自分の中での10代のうちにやりたいことが学生役だったので、10代のうちにできて、学校で撮影をしたり、制服を着てその場に立っていることがうれしかったです。
齊藤 私は本当に運動神経が悪いんです。前に所属していたグループでは一番悪かったんですけど、バスケはなぜか早く習得できて、2回くらいシュートを決められてうれしかったです。
齊藤 頭ポンポンが大好きなんですけど、希美ちゃんがお団子の髪型をぽふぽふされているシーンがあって、あれはされたいなと思いました。小さいころから少女漫画で一番好きな胸キュンが頭ポンポンで、さりげなくされるのっていいですよね。
齊藤 人狼とか得意なので、ウソをつくのは得意だと思うんですけど、ウソをつくのが好きじゃないし、ウソをつかれるのも好きじゃないので、ウソつかないように生きています。
齊藤 得意です。仕草とかで「この人違うな」と分かってしまうので、「するどいね」と言われることが多いです。ウソつかないでほしいですね(笑)
齊藤 慣れてきたのか分からないですけど、成長しなきゃいけないなという部分もあります。横を見るといつもメンバーがいたという環境からすると寂しい気持ちもまだありますが、連絡を取り合ったりしていて、(仕事が)決まった時は「おめでとう」と連絡がきたり、「かわいかったよ」と連絡をしてくれるので、その寂しさも緩和されて、見てくれているからがんばろうという気持ちになります。私もみんなの活躍をちゃんと追って見ているので、だんだん寂しさはなくなってきました。いい刺激になっていると思います。
齊藤 私自身グループを卒業してから大丈夫かな?という気持ちとか心配が大きかったので、今回優子ちゃん役として出演できたことが、とにかくうれしかったですし、自分自身でもこの作品が支えになっていて、この作品を一生懸命作って、みんなに卒業した後の姿を見ていただけたらいいなと思ったので気持ちを込めて演じさせていただきました。
齊藤 同年代の方が多くて、相談とか悩みも聞いてもらえたり、みんなで作り上げていくという感覚がすごく大きかったところです。あとは現場のスタッフさんもすごく優しくていろいろとお話を聞いてくださって、支えになりましたし、この作品への出演を発表したときはファンの方もすごく喜んでくださって、「お仕事がちゃんとあってよかった」と言ってくださったので、ファンの方への卒業した後の恩返しにもなれたんじゃないかなと思います。
齊藤 米田のことが好きという純粋な気持ちは見ていただきたいと思いますし、卒業して初めての映画で、「どういうなぎさなんだろう」とみんな期待してくれていると思いますし、楽しみにしてくれていると思うので、私の新しい演技の一面を見ていただけたらいいなと思います。
齊藤 新しい一面を出せたんじゃないかなと思います。意外と明るくて天真爛漫な子を演じたことがないので、久しぶりに明るくて元気な子なので見ていただきたいです。
齊藤 卒業してから一作目の作品なので、アイドルの時から少し成長した私を見ていただけるんじゃないかなと思います。これからもどんどん活躍できたらいいなと思っているので、ぜひ映画『交換ウソ日記』をたくさん見に行って、たくさん感想をつぶやいてほしいなと思います。ぜひよろしくお願いします。
【写真・文/編集部】
シリーズ累計発行部数50万部突破の櫻いいよによる青春小説「交換ウソ日記」(スターツ出版文庫)を実写映画化した本作。「好きだ」突然届いた学校イチのモテ男子からの交換日記。でもそれは、親友宛のものだった―。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことを言い出せないまま、やり取りを続けてしまう。彼を知って惹かれていく一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき…ウソから始まった、切ない片想いの行方は―。学校イチのモテ男子で、思ったことを口にするド直球な性格の瀬戸山潤を高橋文哉、瀬戸山とは真逆に、つい空気を読みすぎてしまう不器用なヒロイン・黒田希美を桜田ひよりが演じる。
2003年7月6日生まれ、神奈川県出身。アイドルグループ=LOVEで人気メンバーとして活躍し、今年の1月に惜しまれながらも卒業。2022年に出演した「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS・TBS)で迫真の演技が話題となり、女優として注目を集める。雑誌「LARME」ではレギュラーモデルも務めるなど幅広く活躍中。主な出演作に「幸色のワンルーム」(18/ABC)、映画『夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風』(19)、「もしも、イケメンだけの高校があったら」(22/EX)など。恋愛リアリティー番組「花束とオオカミちゃんには騙されない」(23/ABEMA)にも出演。
『交換ウソ日記』は2023年7月7日(金)より全国で公開
監督:竹村謙太郎
出演:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ/板垣瑞生
配給:松竹
©2023「交換ウソ日記」製作委員会