ドラマ『埼玉のホスト』で埼玉県内の数々の飲食店を立て直してきた超優秀なコンサルタント・荒牧ゆりか役を演じる山本千尋にインタビューを行った。
山本 今まではアクションを求められる役が多かったのですが、今回は真逆な役でありながら、自分の特技を活かせる場面もありました。これだけ長いセリフも初めてだったので挑戦でした。人間味はあるけれど淡々としている役なので、説得力を持たせるために知識を持つところから始めました。
山本 今回コンサルタントの役を演じるために、初めてホストクラブに行かせていただきました。百貨店で接客をされているような心地の良さで、みなさんが丁寧で、ずっと楽しくさせてくれました。いい作品を届けたいという思いが強くなりました。
山本 年下の男の子が多い現場で、その中で自分が座長としてみんなを気に掛けるということが初めての経験でした。一緒に成長することができましたし、ベテランの方もいらっしゃったので甘えながら作品を撮ることができました。スタッフさんも若い方が多くて、フレッシュで熱意がある仲間に出会えたことがうれしかったです。
山本 福本くんは同じ関西出身の男の子で、とても真面目で、お芝居に対して誰よりもまっすぐです。「自分はそこまでドラマとかの経験がないから」とおっしゃっていましたが、その姿勢が改めてお芝居を作る環境について教えてくれました。みんなが明るくなりましたし、新しい風を吹かせてくれたと思っています。
山本 福本くんと話すときは関西弁でした。関西弁に標準語で返すのもおかしいと思って。
山本 録音部さんにイントネーションが違うと言われました（笑）あるあるなんですけど、標準語だと思っていたことが方言になっていることがあって、お互いに指摘し合いながらという環境でした。。
山本 楽駆さんは一番大人な方で、私が演じるゆりかという役の人生の半分を支えてくれているような大事な役を演じてくださいました。楽駆さんの落ち着き具合は安心感がありましたし、繊細な表情も役に対しての思いを自然と引き寄せてくれる方でした。
山本 今までは自分のことしか考えてなくていい環境の中で作品にいたんですけど、今回始めての座長で自分以上に周りの人たちが楽しく現場にいられているかを考える帰り道が多かったです。みんなの話を聞いていると、同じように“今日の自分はあれでよかったのかな”とか、“あのシーンはこれでよかったのかな”と、同じ課題と目標を見据えている人たちが集まっていて、それだけ熱意のある人たちと一緒に出来たことが思い出深かったです。キャストのみんなに感謝しています。
山本 コメディはアクションと同じくらい難しいと思っています。呼吸とか間とか、おもしろいを狙ったらおもしろくなくなっちゃう。そこに関しては男性キャスト陣が本当に素晴らしい才能を持っていました。撮影前に2日間リハーサルがありましたが、その期間中に既に1か月一緒にいたくらい仲を深められたので、最初から最後まで理想的な環境でした。
山本 出たいです、本当に楽しいですコメディ。この作品は特にみんなで作っていくという思いが強い作品でした。個人的にシーズン2か映画化を狙っています（笑）
【写真・文／編集部】
数々の飲食店の経営を立て直し、業界では名の知れた人物である荒牧ゆりかは超優秀なコンサルタント。そんな中、ゆりかのもとに「歌舞伎町トップホストクラブからの買収危機にある、埼玉のホストクラブ“エーイチ”の経営を立て直してほしい」という依頼がくる。冷徹なゆりかはバシバシと「エーイチ」のダメな点を挙げていき、ナンバーワンホストを見つけるために “スカウト活動”に勤しむ。しかし遂に見つけた青年は「植物としか喋れない超奥手な農家の息子」! あらゆる策略を立てながら「エーイチ」を立て直すために奮闘するゆりかとホストたち。一方で、買収を企てる歌舞伎町No.1ホストにはある秘密があり…。「埼玉のホスト」と「人を信用しない女」が送る新しいラブストーリー&青春コメディ。
ドラマストリーム『埼玉のホスト』は7月25日（火）より毎週火曜深夜25:00～25:30に放送
出演：山本千尋、福本大晴（Aぇ! group/関西ジャニーズ Jr.）、楽駆
