9月3日(日)に放送開始される『仮面ライダーガッチャード』で一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャードを演じる本島純政にインタビューを行った。
本島 お母さんに伝えました。事務所でマネージャーさんに聞いてから早歩きで帰って。お母さんに「一回座って聞いてほしい。…仮面ライダーの主役に決まったよ!」と伝えたら泣いて喜んでくれたので本当にうれしかったです。「がんばってね!」と背中を押してくれたので、それが僕の中で助けになっています。
本島 撮影でどうしても疲れてしまう日があるので、家に帰ったらご飯を作ってくれたり、身の回りの事をやってくれたり、お母さんには感謝しかありません。いつか恩返しできるようになりたいです。芸能界に入る前に、親とは「世界中の人に感動を届けられるような俳優になる」と約束したので、もっと成長して約束した目標に近づいていきたいと思っています。
本島 多くの友達から「おめでとう」と言っていただいて、改めてこんなに友達がいたんだなと感慨深くなりました。友達との過去の写真を見返して、思い出がふっとよみがえってきて、制作発表が情報解禁した日はうれしかったです。
本島 今は4話を撮り終えたところですが、まだまだだなと反省することが多いです。自分の演技をモニターで確認すると“こう見えてたのか”という反省点があり、“次のカットはこう見せたほうがいいんじゃないか”と自分の中のイメージが沸き立ってきます。日々試行錯誤な日々です。でも毎日現場が本当に楽しいです。
本島 演技経験がまだ少ないからこそいろいろなものを吸収できる期間だと思っているので、型にはまりたくないという想いがあります。どれが一番自分に合う役作りなのかを模索したいので、今は色んな方法を監督や他の共演者の方から見つけていって積極的に取り入れるようにしています。
本島 南野(陽子)さんから、僕が悩んでいた時に「よーいからスタートまで、自分で声を出していったらいいよ。意外とハマったりするから」とアドバイスをいただき、いろいろなパターンを自分の中で確認したりするようになりました。石丸幹二さんからはアフレコの時の、声の出し方についてアドバイスをいただきました。本当にいつも助けてくださるので、安心感がすごくて。感謝しかありません。
本島 いろいろと準備して臨みました。宝太郎は創作料理を作るキャラクターで、“なんで創作料理を作るんだろう”と役のバックグラウンドを考えて想像力を広げていき、日常的に宝太郎という人物になれるように、自分も似たような創作料理を作ったりしました。あとは普段から歩いている時とか、話している時とか、宝太郎だったらどう行動するかを考えながら生活しています。
本島 だいぶ変わりました。一ノ瀬宝太郎でいる時間のほうが長いです。
本島 新しいことにチャレンジすることに対しての恐怖心のなさです。僕が今の事務所に入ったのが今年の3月で、そこからどんどん新しいことが決まっていくのはもちろん怖い感情もありましたが、一方で楽しいという気持ちがあって、それが宝太郎と似ていると思いました。宝太郎も仮面ライダーになって戦っていく中で、大きい壁に当たりますが、諦めることなく頑張る姿勢がいいなと思います。僕も宝太郎のように諦めないようにしようと考えたり、今日の撮影がつらかったと思っても明日の撮影をこうしたらいいんだと、前向きな気持ちを持つところは似ていると思います。
本島 毎回の撮影で思っています。監督から「こうやったほうがこう見えるよ」と言われた時に、“こういう考え方もあったのか”と、自分にはない考えの時があるので、喜びもあります。明日への反省点が自分の中で改善されていることがあって、それを考えている時が楽しいです。
本島 みんなが明るくて自然体で、僕が演技で困っていたりするとすぐにアドバイスをくれます。「こうしたらいんじゃないか」、「こうやったらこう見えるよ」と。全員が全員いい作品にしようと思っているからこそ、そういうアドバイスができると思っています。作品全体に全員の仲の良さが出ていると思うので、伝わったらうれしいです。
本島 相談します。黒鋼スパナ役の藤林(泰也)くんは、僕が演技に困っていた時に、2人で2時間くらい読み合わせをしてくれたことがありました。みんな忙しいはずなのに2時間も時間を割いてくれることはそうそうないことだと思います。キャストみんなのそういう熱い思いが作品から伝わってくると思っていて、それぞれの成長も見ていただける作品になっていると思います。
本島 『仮面ライダーオーズ』を見ていました。人間関係の濃さだったり、欲望がもとになってストーリーが進んでいくんですけどストーリー全体が暗くなりすぎずに描かれていて、子供たちが見ておもしろい部分につながっていたり、大人も楽しめると思いました。
本島 僕にとってはお母さんがヒーローです。撮影で疲れて帰った時にご飯を作ってくれたり、お風呂が沸いていたり、洗濯をしてくれていたり、それが有難いです。そういった支えがあって次の日の撮影もがんばれます。「疲れているときはしっかり休んで」と声をかけてくれたり、撮影の日は朝が早いんですけど、僕の起床時間に合わせて起きてくれるときがあって、お母さんも仕事で疲れて眠いはずだろうに「がんばれ」と送り出してくれるので、モチベーションにつながっています。
本島 「がんばれよ」と背中を押してもらって、それが今でも響いています。あと、ギーツのキーホルダーをもらいました!カバンに付けていて、「今日もがんばるぞ」と気合を入れています。あとは、「1年間大変だろうから息切れしないようにがんばれよ」と言っていただきました。タイトなスケジュールを乗り越えた先輩ならではメッセージなので、体調管理に気を付けながら頑張ろうと、身が引き締まりました。
本島 オンエアが始まってから子供たちが「ガッチャードかっこいい、ガッチャード応援してるよ」みたいに言ってもらえることが夢です。それは「仮面ライダー」だからこそできる夢だと思うので、存分に味わっていきたいです。
本島 明日の撮影が楽しみです(笑)まだ、1話を見ていないので自分が実際にどんな見え方をしているのか、全体がつながった時にどのような見え方をしているかが、分からない部分もあるので、怖さもありますが、ワクワクや楽しみな気持ちが大きいです。
本島 小学生のころから映画が好きで、お父さんの影響でアクション映画をよく観ていました。中学生になってからは色んなジャンルの映像作品を観るようになって、高校生で進路希望調査表を書くときに「俳優になりたい」と思い至りました。芸能界は、人前に出る仕事だから半端な気持ちで出たら「人を感動させる」という目標は達成できないと思って、決意するまでは悩んだところもあります。だからこそ両親ともよく相談しました。両親からは、「がんばってこい。やるならやりきってこいよ」と背中を押してもらいました。
本島 常に新しいことに挑戦する俳優でいたいです。安心してしまうと成長しないので、自分を奮い立たせていって、新しいものを吸収していって、今の自分も想像できないような未来の自分になっていきたいです。
本島 仮面ライダーガッチャードの主人公である、宝太郎はどこにでる普通の高校生です。だからこそみんなが寄り添いやすい人物です。ひょんなことから、夢を見つけることになりますが、まだ夢が見つかっていない子たちに、日常の中に夢はあるんだよと、一つ一つの物事を大切にしていく気持ちを伝えたいです。そして、宝太郎のように壁にぶつかっても諦めないで乗り越えていく姿から、諦めなければ壁は乗り越えられると伝えたいです。
本島 今は毎日の撮影が楽しいので、楽しむ気持ちを忘れずに、1年間一生懸命真剣に役に取り組んでいきたいと思います。監督・スタッフの皆さん・共演者の方々もアドバイスを沢山してくれるので、受け取って自分のものにしていき、スタッフ・キャスト全員で協力してがんばっていきたいと思います。
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【写真・文/編集部】
『仮面ライダーガッチャード』のモチーフは、《錬金術》と《カード》。《錬金術》とは、異なる組み合わせによって“金”を生みだそうとする技術のこと。その神秘的な研究のひとつには、肉体や魂をも対象として“完全な存在”に錬成する試みも含まれていました。そんな錬金術の粋を集めて造られたのが、完全なる人工生命体、《人工生命体(モンスター)ケミー》。その数、101体。それらは《ライドケミーカード》というカードに保管されていた。
ところが、慎重に保管されていたはずの彼らがカードを飛び出して、一斉に開放されてしまう。偶然、それを目撃した“夢を探し求める高校生”一ノ瀬宝太郎は、仮面ライダーガッチャードの変身ベルト《ガッチャードライバー》を託され、世に放たれたケミーを回収する使命を与えられる――というこれまでにないストーリーが展開していく。宝太郎は101枚存在するライドケミーカードから2枚を選び、ガッチャードライバーで錬金することで仮面ライダーガッチャードへと変身。ライドケミーカードの組み合わせの妙によってさまざまなフォームが登場していくのも大きなみどころ。
『仮面ライダーガッチャード』は2023年9月3日(日)9時よりテレビ朝日系にて放送開始