舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』八木仁愛、早﨑すずき インタビュー

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INTERVIEW

アイドルグループ「僕が見たかった青空」メンバー全23人が出演する舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』の上演を控え、八木仁愛、早﨑すずきにインタビューを行った。

2023年6月に結成された秋元康総合プロデュースの総勢23人のアイドルグループ「僕が見たかった青空」が初出演する舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』が7月11日(木)~7月21日(日)(全15公演)に東京・シアター1010で上演される。本作の舞台は夏休み前の高校。部員が6人しかいない合唱部の部長と部員たちは、コンクール出場のために画策していた。だがそんなある日、部員の一人が交通事故に遭い、帰らぬ人となってしまう…。そして一年後…引退を目前に控えた合唱部部員たちの前に現れたのは?忘れられない夏の出来事を、初々しく溌剌と、そして切なく描く舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』は、まさに今の「僕が見たかった青空」を体現したような物語。

稽古場を拝見させていただきましたが、とてもいい雰囲気で行われていると感じました。みなさん初舞台ということですが、今のところ稽古はいかがですか?

早﨑 最初のお稽古の時にワークショップや、お芝居そのものについて教えていただいてから台本に入ったので、最初は怖い気持ちのほうが大きかったのですが、今は「こうしたらこうなるね」とか「こうしたい」という向上心を持ててきたので楽しいです。
八木 初めての舞台なので“大丈夫なのかな”と不安もあったんですけど、私自身が挑戦してみたいことの一つとしてお芝居があったので、ありがたい機会をいただいたと思いました。これまでもMV撮影などで演技力が必要になる時があると感じていたので、舞台の経験が今後の私たちにも活きるものになると思いながら稽古をやっています。演出家さんたちもとても優しく指導してくださって、メンバーも明るくて雰囲気がいいので、この雰囲気のまま素敵なものを作っていけたらいいなと思っています。

今回、舞台への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。舞台はもともとやってみたいと思っていましたか?

早﨑 どちらかというと最初はあまり乗り気じゃなかったです(笑)最初に配役を聞く前にあらすじを聞いたときに、思っていたストーリーと違ったと思いました。初めての舞台ということもあって、割と等身大のストーリーなのかなとか、舞台というものをちゃんと知らなかったからどういう風なのか分からなかったんですけど、思っていた以上に深刻なストーリーだったので。でも私は一人の観客として興味がわくストーリーだと思ったので舞台をできることが楽しみになりました。
八木 私も観に来てくださった方を楽しませられる自信がそんなになかったので…。台本をいただいて、「こういう感じなんだ」と思いました。シリアスな場面が多くて、でも『夏霞』というタイトルで“霞”と入っているのではっきりとした夏の空という感じではない内容なんだろうなとは思いました。高校生の夏休みが舞台なので、私自身も高校生のうちに自分と同じ年齢の等身大の役を演じることができるのはなかなかないことだと思うのでうれしいと思いました。

ストーリーは想像と違ったようですが、実際に稽古をやって大変だと感じていることはありますか?

早﨑 楽しいです。最初はどんな稽古から始まるのかなと思ったのですが、ワークショップをして、舞台に必要な空間や動き方をつかむための遊びとかをやっていただいて。いろいろ教えていただきました。稽古は楽しいと感じたし、演出家さんと相談しながら自分たちで動きとかをつけていって、おもしろいシーンも作り出していって、きっと会場で観ていても楽しいと思うし、演じていてもおもしろいと思う時があるので、辛いというよりも楽しいです。
八木 舞台は動きも立ち位置も決まっているものだと思っていて。でも今回の舞台は自分たちで決めたり、いろんな動きをすることが多くて、自分たちで決められるものなんだなと思いました。でも、その分立ち止まったまま棒立ちでいると画にならなかったり、自分たちで考えて空間を把握しながら動かないといけない瞬間があるので、そこは難しいけれど決めていく作業が楽しいなと思いました。メンバーと演出家さんと話し合って、自分たちで作っている感があるのがいいなと思います。

稽古場でもシーンが終わる度にみなさんが話し合っている姿が印象的でした。お二人はそれぞれ提案したり、相談することはありますか?

早﨑 2人での掛け合いが多いのでよく話し合っています。
八木 私も2人で練習もよくしています。一人で練習するより2人でしたほうが覚えやすいです。

今のところ課題になっていることや、本番までに克服しておきたいことはありますか?

八木 本番で緊張してセリフが飛んでしまわないかが不安です(笑)セリフが多いので、覚えきれるかが不安で。しかも緊張してしまうと忘れてしまいそうだなと。
早﨑 今はいい意味で和やかな雰囲気でやっているんですけど、本番になるとその雰囲気ではできないと思うので、そこに関しては不安があります。今は何かあったら演出家の方が止めて、仕切りなおして、アドバイスをくれたりしますが、本番はそんなことがないので。もっと緊張感を持って、自分に責任を持って取り組まないといけないなと思っています。

今回は舞台に初挑戦ですが、今後新しく挑戦したいことはありますか?

八木 いろんなことを挑戦させていただいてますが、今はまだ頂いたお仕事を全力でやっているので、お仕事でも自分に合っあったものというか、もっと自分が“これが好き”“これ興味がある”というのをたくさん見つけていきたいと思っています。
早﨑 いろんなことをチャレンジさせていただいて、たくさん学んでいますが、今後挑戦したいことでいうと、ライブの演出を考えてみたいとずっと思っています。昔から自分で好きな曲のセットリストを作って、頭の中の妄想で演出を考えてライブごっこをするのが大好きなんです。それが今は現実にライブに出演するアイドルになったので、いつかもっといろいろと学んでからですけど、演出をやってみたいと思っています。
八木 私もダンスの振付とか歌詞を作ってみたいです。レコーディングをするときとかにも“自分だったらこういう歌詞を書くだろうな”と想像するようになったり、ダンスも“ここの振付はこうやって作るんだ”というのが分かるようになってきたので、やってみたいです。

【写真・文/編集部】


DATA
舞台『夏霞~NATSUGASUMI~』
日程:2024年7月11日(木)~7月21日(日)<全15公演>
※各公演終演後にメンバーによるお見送り会の実施
会場:東京・ シアター1010(東京都足立区千住3丁目92 千住ミルディスⅠ番館)
出演:
八木仁愛/早﨑すずき
安納蒼衣/金澤亜美/西森杏弥/柳堀花怜/吉本此那
岩本理瑚/塩釜菜那/杉浦英恋
青木宙帆/秋田莉杏/伊藤ゆず/今井優希/木下藍/工藤唯愛/須永心海/萩原心花/長谷川稀未/宮腰友里亜/持永真奈/八重樫美伊咲/山口結杏
脚本:私オム
演出:村井雄
チケット価格:全席 8,300円(税込/全席指定)
チケット販売:発売中
舞台公式ホームページ: こちら
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