『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA』で椿咲花女子高等学校理事長の娘で高校2年生の椿ルリカ役を演じる渡邉美穂にインタビューを行った。
2010年よりプロジェクトがスタートし、『ラブライブ!』、『ラブライブ!サンシャイン!!』、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、『ラブライブ!スーパースター!!』といった新たな作品を次々と展開し、TVアニメの放送や、メンバーを担当するキャストによるライブイベントの開催など、多岐にわたる活動に取り組んでいる「ラブライブ!シリーズ」。2022年より上演されている完全オリジナルストーリーのミュージカル「スクールアイドルミュージカル」は、新たに書き下ろされた楽曲と共に、10人の少女たちと叶える青春学園ドラマで、フレッシュなキャストと経験豊富な実力派キャストが勢ぞろい。夢を叶えていく女子高生たちの、輝きながら奮闘する姿を体現しており、2025年にも上演が決定している。その高い評価を受けて、このミュージカルをベースにした待望の実写ドラマ化となる。 夢に向かって奮闘する10人の女子高生を、渡邉美穂、冨田菜々風、浅井七海、安本彩花、杏ジュリア、仲村悠菜、山内瑞葵、里菜、由良朱合、山本愛梨が演じる。
渡邉 もともと『スクールアイドルミュージカル』を劇場に見に行かせていただいたので、作品の存在も知っていましたし、すごく素敵なお話だと思っていました。最初に実写化されると聞いたときは運命みたいなものも感じましたし、びっくりしました。お話をいただいて素直に嬉しかったですし、それが映像作品になるにあたってどういった風になるのかなというところはまだまだ未知のところだったので、純粋にワクワクした気持ちでいっぱいでした。
渡邉 湧きました。ミュージカルを見ていたこともあったので、お話の内容や、どういった性格をした子たちがいるのかというのもだいたいは知っていたのでスッとお話は入ってきました。アイドルという存在を自分は大好きでしたし、アイドルになりたいというルリカちゃんの想いや、仲間たちとの青春がキラキラ輝いたもので、改めて素敵なお話だと思いました。
渡邉 ルリカちゃんの明るい部分や、パワフルで内側からあふれるエネルギーみたいなところは大事にしました。普段の自分よりもちょっと声色を高めにしたり、声が通りやすい子なのかなと思ったので声を張って出してみたり、ルリカちゃんらしさを大事にしました。ルリカちゃんはとにかく一生懸命だし、アイドルを本当に楽しんでやっているんです。純粋に楽しいという気持ちとか、みんなに届けたいなという気持ちがすごく素敵だと思っていて。ルリカちゃんを演じて、彼女の明るい部分を感じたので、指先まで魂が宿る感じは「ルリカちゃんだな」と自分で思いました(笑)
渡邉 SNSで、とあるアイドルグループの動画が流れてきて、歌もダンスも上手だし、圧倒的センターオーラがある子がいるなと思ったら、それが冨田菜々風ちゃんだと最近判明したんです。つい先週くらいに知って本人にもそれを伝えて。ご一緒する前からすごい子がいるなと思っていたので、まさか今回ご一緒できるとは思っていなかったです。彼女の歌とかダンスを目の前で見て圧倒されて、まさにアンズちゃんだなと。思わず見てしまうし、本当に完璧で彼女にしかできないものがあったと思うので、W主演をやらせていただく相手が冨田菜々風ちゃんで本当によかったです。ひたむきに一つ一つのシーンに取り組んでいて。映像作品はあまり経験がないと本人も言っていたんですけど、その中でもどうやって一つ一つのセリフを言おうかと試行錯誤していたので、一緒に考えられる部分は一緒に考えたりしました。アンズちゃんとルリカちゃんは2人のシーンとか大事になってくるシーンがいっぱいあって、お話をしながら考えたので、すごく思い出にも残っています。ぜひ注目していただきたいです
渡邉 私にとっては毎日学校に行く活力になっていたので、切っても切り離せないものでした。気づいたら曲を聞いていたし、ミュージックビデオを見ていたし、何かイベントだったり、新曲が発売されるとなったときはそれを楽しみに頑張れたし、毎日ちょっとずつ頑張るために、私はアイドルから元気をもらっていました。そういう日々を過ごすためには必要な存在でした。
渡邉 変わらずアイドルは本当に素敵だなと。自分が経験した上で、やっぱり本当に素敵な存在だし、私はアイドルになって本当によかったなと今でも思います。今はこうやってまた違ったところでお仕事をさせていただいていますが、あの時の経験がなかったら間違いなく今はないので。やっぱり今でも背中を押されます。自分がアイドルをやったという過去も、今アイドルを現役でやっている方たちにも、みんなも頑張っているから私も頑張ろうと思えるので、すごく背中を押される存在というのはずっと変わらないと思います。
渡邉 まずルリカちゃんという存在と向き合う上では、彼女自身すごくやりたいと思ったことに対してとにかくまっすぐに取り組む子なので、そういうまっすぐさは大事にしたいなと思いました。あとは仲間という存在の大切さです。スクールアイドルは周りに仲間がいないと成り立たないものだと思うので、周りにいる友達という存在をとにかく大切にするルリカちゃんの優しさとかそういう部分は大事に大事にやらせていただきたいと思いました。ルリカちゃんは周りの子に自分の思いだったり、思っていることをぶつけたりするときもありますが、その言葉一つ一つも、しっかり重みを持って、みなさんの胸に刺さるように、見ている方にも伝わるようにやりたいと思っていました。あとは青春学園ストーリーなので、青春のキラキラした感じとか、まだまだ可能性が無限大だなと感じられるようなところとか、高校生はいろんな可能性を秘めた時期だと思うので、見ている方にも、これから何が起こるんだろうというワクワク感をしっかりと感じてもらえたらいいなと思いながらやらせていただきました。
渡邉 キラキラは毎回120%、200%くらいでやらせていただいていたんですけど、そこはご覧いただくみなさまに私は絶対に伝わると信じています(笑)
渡邉 アイドルを目指している時が一番キラキラしていたと思います。オーディションに参加することになってから、実際に応募をするまでに少し期間があったので、その期間中は毎日必死に、少しでもかわいくなりたいなと思ってメイクを練習したり、かわいいお洋服、ワンピースとかを買ってみたりしていました。最初は上手に笑うことができなくて、どうやったらかわいくきれいに笑うことができるのかなと鏡を見るたびに笑う練習をやっていました。
渡邉 みんなで踊るシーンは楽しかったです。歌いながら踊るのは久々だったので、もともとすごく好きでしたが、やっぱりすごく楽しいなと、アイドルをやっていたころのことを思い出しながらやらせてもらいました。かわいらしいメンバーが集まっていて、すごく素敵なドラマになっていると思うので注目していただきたいです。
渡邉 正直感覚がちょっと思い出せなかったんです。いろいろ見返して、過去の自分の映像などを見て、「あ、思い出した、こうだ」と思ったので、あとはそこにルリカちゃんを乗せて演じました。最初は正直ブランクを感じる部分もあったんです、思い出したら一瞬でスッと戻れた感じはありました。あとはやっぱりアイドルは楽しいなと思いました。いっぱいかわいいポーズをしたり、それに対して『かわいい!』と言ってくれる人がいて、“キラキラしてる!”と思いました。
渡邉 自分が所属していたグループとは全然違う雰囲気をまとった作品で、楽曲も踊りも衣装もそうですが、今までとは違った経験をさせていただけたので、本当に新鮮で、ワクワクしました。一つ一つが新鮮で楽しかったです。
渡邉 人によっていろんな青春の形があると思いますが、私の経験では、傍に仲間とか友達がいて、みんなで一緒に何か一つの事、私で言ったら部活をすごく頑張っていたので、「こういうところをみんなで目指したいね」と必死に毎日練習したり、努力をしたりというのが私にとっての青春でした。友達と一緒にみんなで手を取り合って頑張るというのが青春っぽいなと思います。
【写真・文/編集部】
『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA』はMBSドラマフィル枠にて放送中
【放送】
MBS:毎週木曜25時29分~
テレビ神奈川 毎週木曜25時~
テレビ埼玉 毎週月曜24時~
群馬テレビ 毎週火曜24時30分~
とちぎテレビ 毎週水曜25時~
チバテレビ 毎週木曜23時~
監督:椿本慶次郎、戸塚寛人
出演:渡邉美穂、冨田菜々風
浅井七海、安本彩花、杏ジュリア、仲村悠菜、山内瑞葵、里菜、由良朱合、山本愛梨
しゅはまはるみ、音月桂
©「スクールアイドルミュージカル the DRAMA」製作委員会