主演映画『悪党に粛清を』が6月に公開するデンマークの俳優マッツ・ミケルセンが同作のプロモーションのため初来日。12日、都内の映画館にて舞台挨拶を行った。
2006年公開の「007/カジノ・ロワイヤル」で悪役ル・シッフルを演じ、世界的に知名度を高めたマッツ。2010年には映画界への貢献からデンマークの女王陛下マルグレーテ2世よりナイトの称号を授与された。近年では現在も放送中のテレビシリーズ「ハンニバル」で主人公ハンニバル・レクターを演じている。
「悪党に粛清を」は、2014年カンヌ国際映画祭に出品し第絶賛され、以降世界中の映画祭で熱狂をもたらしたウェスタン・ノワール。妻子を殺され復讐に燃える孤高の男役にマッツ、情婦で謎の女役に「007/カジノ・ロワイヤル」で共演したエヴァ・グリーン、復讐の相手でギャングのリーダーを演じるのがジェフリー・ディーン・モーガン。
日本の印象は?と聞かれたマッツは「ホテルに缶詰で外に出ていないんだ」と少し残念そうに語ったが、「歌舞伎は素晴らしかった」と興奮気味に話した。
また、一般の方も写真撮影OKとなったが、あまりに多くの人がスマホを含めカメラを構えている姿に「みんなカメラ持ってるね」と何度も驚いていた。またカメラに向かって手を振って欲しいという要望に対して、「デンマークでは手を振るのは女王陛下だけ」と言って場内を盛り上げた。
※詳細レポートは後日掲載予定です。
1870年代アメリカ。元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は敗戦で荒れたデンマークから新天地アメリカへと旅立つ。7年後、事業も軌道に乗り妻子を呼び寄せ再会を喜び合っていたのもつかの間、非常にも目の前で妻子を殺されてしまう。怒りのあまり犯人を見つけ撃ち殺したジョンだったが、犯人はこの辺り一帯を支配する悪名打開デラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから彼の怒りを買う。さらにその弟の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの孤独で壮絶な復讐がはじまった・・・。
映画『悪党に粛清を』は2015年6月27日(土)より新宿武蔵野館ほかにて全国で公開。
配給:クロックワークス
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