2005年にブロードウェイで開幕し、昨年クリント・イーストウッド監督が映画化したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の初来日公演を記念して、都内にてイベントが開催された。

”シェリー””恋はヤセがまん””君の瞳に恋してる”など全33曲ものヒット曲に彩られ、ヴェールに包まれていたフランキー・ヴァリとザ・フォー・シーズンズの真実の姿が熱く、哀しみとともに綴られるミュージカル「ジャージー・ボーイズ」。トニー賞最優秀ミュージカル賞やグラミー賞を受賞し、今もなおニューヨークで公演が続いている本作の初来日公演が実現。

昨年公開された映画版では、ブロードウェイ公演でフランキー・ヴァリのオリジナル・キャストであるジョン・ロイド・ヤングなどミュージカル版で活躍したキャストが同役として出演。作中では素晴らしい歌声を聞かせた。

イベントでは、フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズを敬愛するヴォーカルグループ”ゴスペラーズ”が登壇。自分たちの境遇と照らし合わせながら、作品やザ・フォー・シーズンズの魅力を語った。

「いつかシェリーを歌ってみたかった」とかねてからザ・フォー・シーズンズを敬愛していたことを表現した村上。また同じくグループでの悩みとして物事を決めるときにどうするのかという話題に対しては「多数決で物事を決めることはない」とし、「（多数決で決めるのは）打ち上げの居酒屋くらい」と笑を誘った。またグループの決まりごととして「いない人のことをなにを言ってもいい」という少し変わった決まりごとを披露。理由は「目の前で言われたら傷つくから」としていたが、意外な内容に場内はびっくりしていた様子。間も無く始まる公演に対して「待ちきれない。そこで歌っているんだというのを感じたい」と期待を込めて語った。

ブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』来日公演は、東急シアターオーブにて2015年6月25日より上演。