迷える大人たちのための物語をフランス人精神科医が執筆し、日本でも翻訳されベストセラーとなった小説をもとにした映画『しあわせはどこにある』の公開を記念したトークイベントが5日に開催され、LiLiCoとよしひとまさみちが登壇した。
本作は、満たされた生活を送っているはずなのに、ふと人生に「幸せ」を感じなくなってしまった主人公で精神科医のヘクターを、数々の話題作に出演している個性派俳優サイモン・ペッグ、しっかり者の恋人クララを「ゴーン・ガール」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ世界中から注目されている女優ロザムンド・パイクが演じている。本イベントでは映画の内容に沿って、”幸せ”を貪欲に求め続けている大人の代表LiLiCoとよしひろまさみちが熱く語った。
LiLiCoとよしひろがゲストとしてサプライズで登場すると、若い女性でいっぱいの場内からは大きな拍手が沸きあがった。LiLiCoは本作について「人生再生物語」と表現し、「今まで女性が主人公のそういう映画は多いけど、この映画のサイモン・ペッグのような主人公はなかなかいない」とコメント。よしひろは”男性による自分探し映画”の珍しさに同意し「ペッグが演じるヘクターは、旅の途中に手帖に絵や”幸せ”のヒントになる言葉を書いていくから、映画を見ながら自分も思わずメモりたくなる」とコメント。”幸せ”のヒントについてLiLiCoは「”幸せは時として、すべてを知りすぎないこと”という言葉が出てくるんだけど、本当にそう。知らないほうが幸せってことあるじゃない?」と深く共感した様子だった。本作ではコミュニケーションと出合いが大事なものとなっており、LiLiCoは「今は便利なツールがいっぱいあるんだけど、人と話して、顔を見ることが大事」とし、よしひろも「ヘクターが旅に出るのは人に出会うため。SNSだけじゃなくてみんなもちゃんと”リアル”しましょうね」と観客にメッセージを贈りイベントを締めた。
《 ストーリー 》
精神科医のヘクターは、美人でしっかり者のクララと一緒に、ロンドンで何一つ不自由のない生活を送っていた。しかし、毎日、患者たちの不幸話を聞き続けていくうちに、自分自身の人生も価値の無い物のように思えてきてしまう。「幸せって、なんだろう…?」ある日、ヘクターはその答えを求めて旅に出ることを決意する。イギリスを旅立ち、中国からチベット、アフリカ、そしてアメリカへ。行く先々でとんでもないハプニングに巻き込まれながらも、彼は各地で出会った幸せのヒントを手帳に記録してゆく。果たして、波瀾万丈な旅の終わりに、ヘクターは本当の幸せを知ることができるのか!?
映画『しあわせはどこにある』は2015年6月13日(土)より、シネマライズ、新宿シネマカリテ、品川プリンスシネマほかにて全国で順次公開。
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