第87回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『人生スイッチ』が7月25日(土)より全国で順次公開される。本作のダミアン・ジフロン監督のインタビューが届いた。
本作は6人の男女の落ち様を全く新しい手法でユーモアたっぷりに描いたブラック・コメディだが、この作品を作るにいたったきっかけを監督は「初めはこれらの話をどうすれば良いか分からなかったけど、4~5作出来てきたところでこれらの作品が同じDNAから来たものだと気付いた」と自然とまとまった様子を語った。
また、脚本執筆にあたっては「商業的にというだけではなく、芸術的にも、同じような映画で成功した例がないことが1つ問題」で「自信を持ち続けることは困難だった」と苦労を語った。それでも「偉大場プロデューサーに素晴らしいキャストとクルーも皆脚本を信じてくれたんだ。オムニバスがうまくいかない理由の一つは、エピソードごとに監督が違って、制作プロセスの中で話がうまくつながっていないからだと思うんだ。全てのエネルギーをコントロールする人間が1人だったら、成功の確率は高くなるんじゃないかな」と本作が高い評価を得ている秘訣を語った。
アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたことについては「ものすごいこと」とし、「自分の好きな作品10本の内、9本はアメリカで作られたものなんだ。その映画を作ってる人たちを紹介してもらっていて、その人たちが自分の作品をノミネートしてくれたなんて誇りに思う」と喜びを語った。
映画『人生スイッチ』は7月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマライズほか全国で順次公開。
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