『ヒトラー暗殺、13分の誤算』ドイツ国家が封印した真実に迫る衝撃の実話「Elser(原題)」が『ヒトラー暗殺、13分の誤算』の邦題で10月の日本公開が決定した。

1939年11月8日、ミュンヘンのビアホールで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その直後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発、ヒトラーが退席して13分後のことだった。その日のヒトラーの予定を徹底的に調べあげた計画は緻密かつ大胆、時限装置付の爆弾は精密かつ確実だった。ゲシュタポ(秘密警察)の推理は単独犯はありえない、イギリスの諜報員の仕業だと睨んだが、逮捕されたのはゲオルク・エルザー36歳。スパイどころか田舎に住むただの家具職人の単独犯行だと分かった。にわかには信じられない彼の供述―それを知ったヒトラーは、決行日までの彼の人生を徹底的に調べるように命じる―。

この衝撃的な題材を力強く描いたのは『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督。監督はライフワークとしてナチスを描くと名言している。

ヒトラーは自分の死の直前までゲオルク・エルザーを生かし続け、ドイツ国家は長らく彼の存在を封印してきた。その裏には一体何が隠されていたのか。魂の震えを抑えられない衝撃と感動の実話が日本に上陸する。

映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』は10月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開。

©2015 LUCKY BIRD PICTURES GMBH,DELPHIMEDIEN GMBH,PHILIPP FILMPRODUCTION GMBH & CO.KG
©Bernd Schuller