第87回アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされ、斬新なおもしろさで話題をさらったブラック・コメディ『人生スイッチ』の公開を記念したイベントが23日(木)に都内で行われ、元宝塚トップスターの紫吹淳が登壇した。
日常のふとしたことがきっかけで、不運の連鎖に巻き込まれた男女の落ち様をシニカルに描いた『人生スイッチ』。本作のエピソードのひとつである結婚式の修羅場を描いた「HAPPY WEDDING」にちなんで、ジョイフル恵利のウェディングドレスに身を包み登場した紫吹が、目下の目標と掲げる結婚式の本番で作中のような失敗をしないように”おひとりさま”で予行演習し、映画のヒットを祈願した。
映画について聞かれた紫吹は「初めはひいちゃったけど、もっとやれって」と見ているうちに作品にハマっていった様子を語った。また、本作ではそれぞれのエピソードで感情が暴走していく様が表現されているが、普段はさらっと過ごすことが多いという紫吹だが「私の怒りのスイッチを押してくださるのは”ばあや”」と自らのマネージャーの名前を出し衝撃の告白。「違うスイッチを持っているのかもしれないですね」と笑いを誘った。
6つのエピソードをオムニバス形式でつなげている本作について、印象的なエピソードは「”HAPPY WEDDING”がほっとする」と話し、内容に絡めて「私は浮気したら復讐よりもさよなら。それか自分も浮気する」と再び衝撃の告白。結婚の時期について聞かれた紫吹は「とっくに逃してるので半ば諦めてる」と笑いながら話し、「受け入れてくれる奇跡的な人がいたら(結婚したい)」と結婚観について語った。
最後に紫吹は「興奮して笑って見てもらいたい」とこの作品のおもしろさをアピールした。
映画『人生スイッチ』は7月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマライズほか全国で順次公開
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