18日より開催されていた『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015』が26日(日)に閉幕し、クロージングセレモニーで各賞の受賞者が発表された。
■長編コンペティション部門
★最優秀作品賞
『ビヘイビア』(エルネスト・ダラナス・セラーノ監督)
★監督賞
『絶え間ない悲しみ』(ホルヘ・ペレス・セラーノ監督)
★脚本賞
『君だってかわいくないよ』(マーク・ヌーナン監督)
★SKIPシティアワード
『あした生きるという旅』(内田英恵監督)
※SKIPシティアワードは、国内作品を対象に、今後の長編映画制作に可能性を感じる監督に与えられる。
■短編コンペティション部門
★最優秀作品賞
『わたしはアーティスト』(藪下雷太監督)
★奨励賞
『オンディーヌの呪い』(甲斐さやか監督)
『空っぽの渦』(湯浅典子監督)
■アニメーションコンペティション部門
★最優秀作品賞
『夢かもしれない話』(朴美玲監督)
★奨励賞
『女生徒』(塚原重義監督)
『息ができない』(木畠彩矢香監督)
★審査員特別賞
『幕』(水尻自子監督)
長編コンペティション部門で最優秀作品賞を受賞した『ビヘイビア』は、11歳の少年が過酷な環境の下、必死に生き抜こうとする姿を描いたキューバの作品で、アカデミー賞外国語映画賞のキューバ代表作品にも選ばれた。「審査員全員が最高点を付け、何の議論もなかった」と絶賛。監督からのコメントとして「映画が遠く離れた場所と架け橋になった」と受賞を喜んだ。
今回、オープニング作品として初めて映画祭実行委員が主体となって製作した作品である『鉄の子』(福山功起監督/2008年、2012年に同映画祭にノミネート)上映したが、このことについて瀧沢ディレクターは「第二作目を作っていく」と今後の日本映画への期待を述べた。