今年で25回目を迎えるアジア映画に焦点をあてた映画祭『アジアフォーカス・福岡国際映画祭2015』の上映作品が発表された。
公式招待作品15本のほか、「インドネシア大特集 マジック☆インドネシア」、「日本映画特集 幻想の南洋」、「ドキュメンタリー特集 アジア・リミックス」が用意されている。
『ダークホース』
2014年/ニュージーランド/124分
監督:ジェームス・ネイピア・ロバートソン
実在したマオリ族のチェス・プレイヤー、ジェネシス・ポティーニを主人公に描く情熱的なドラマ。ジェネシスは地方のチェス・チャンピオンだったが、精神を患い入院していた。退院後、ギャングがたむろする兄弟の家で生活するが、そんな荒れた日々から何とか脱出したいと模索していた彼は、地域の子どもたちにチェスを教えるクラブを開設する。そして、わずか6週間後に開催される全国大会に彼らを出場させると公言した・・・。
『山嶺(さんれい)の女王 クルマンジャン』
2014年/キルギス/136分
監督:サディック・シェル・ニヤーズ
19世紀、中央アジアにおいてキルギス人の誇りを貫いた高地民族の女王クルマンジャン・ダトカの生涯を壮大なシルクロードの大自然を舞台に描いた歴史ドラマ。19世紀初頭、クルマンジャンは裕福な家族に生まれた。18才になったクルマンジャンは家族の都合で見知らぬ男性と結婚するはめになるが、なんと彼女は初夜に逃げ戻ってくるのだった。やがて、キルギス統一をめざす青年アルムベクに見初められ妻となるが・・・。
『黄金杖秘聞(おうごんじょうひぶん)』
2014年/インドネシア/110分
監督:イファ・イスファンシャ
インドネシア映画界を代表する監督リリ・リザとプロデュサーのミラ・レスマナが製作。『聖なる踊り子』のイファ・イスファンシャ監督がオールスターキャストで放つアクション大作。武術者の権威である黄金の杖をめぐって、格闘技アクションが炸裂。武術の師匠は若い4人の弟子の中から、奥義を伝える後継者に一人の少女を選んだ。しかし、それを不満とした二人の弟子たちとった行動は…。野望のため陰謀がうずめいていく。
そのほか、公式招待作品全15作品は下記の通り。
『望郷のうた』(監督:エロル・ミンタシュ/2014年/トルコ、フランス、ドイツ)
『未熟なざくろ』(監督:マジドレザ・モスタファウィ/2014年/イラン)
『山嶺(さんれい)の女王 クルマンジャン』(監督:サディック・シェル・ニヤーズ/2014年/キルギス)
『裁き』(監督:チャイタニヤ・タームハーネー/2014年/インド)
『蒼ざめた時刻(とき)』(監督:アヌチャー・ブンヤワッタナ/2015年/タイ)
『黄金杖秘聞(おうごんじょうひぶん)』(監督:イファ・イスファンシャ/2014年/インドネシア)
『クルドサック』(監督:リリ・リザ、ミラ・レスマナ、ナン・アクナス、リザル・マントファニ/1998年/インドネシア)
『超人 X.』(監督:グエン・クアン・ズン/2014年/ベトナム)
『インビジブル』(監督:ローレンス・ファハルド/2015年/フィリピン)
『赤い季節の忘却』(監督:ワン・シャオシュアイ/2014年/中国)
『Little Big Master(原題)』(監督:エイドリアン・クワン/2015年/香港、中国)
『その夏に抱かれて』(監督:王維明=ワン・ウェイミン/2014年/台湾)
『生きる』(監督:パク・ジョンボム/2014年/韓国)
『ダークホース』(監督:ジェームス・ネイピア・ロバートソン/2014年/ニュージーランド)
『ミンヨン倍音の法則』(監督:佐々木昭一郎/2014年/日本)
『アジアフォーカス・福岡映画祭2015』は9月18日(金)から25日(金)までユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ぽんプラザホールにて開催!