本年のベルリン国際映画祭で銀熊賞脚本賞を受賞し、本年度の山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門への出品が決定した、パチリシオ・グスマン監督最新作『真珠のボタン』と、その連作でグスマン監督前作の『光のノスタルジア』の予告編とビジュアルが公開された。
天文観測の拠点として世界中から天文学者が集まるチリのアタカマ砂漠。その一方、独占政権下で愛する者を失った女性たちの時間の交差を、壮大な宇宙の映像とともに描き出す『光のノスタルジア』。
その連作となる『真珠のボタン』の舞台は地理の西パタゴニア。海底で発見されたボタンが奪われた歴史を物語っていく。火山や山脈、氷河など、地理の超自然的とも言える絶景の中で流されてきた多くの血、祖国と自由を奪われたパタゴニアの先住民の声を我々に伝える。
今回公開された予告編では、宇宙や大自然などを捉えた圧倒的な映像美とチリがたどってきた苦難の歴史、人々の想いが映し出されている。
映画『光のノスタルジア』『真珠のボタン』は10月10日(土)より岩波ホールほか全国で順次公開!
© Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010
© Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015