日本最大の子どもたちの世界映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」が、会場と名称を変更し『キネコ国際映画祭2015』として開幕した。11日に行われた初日イベントでは、戸田恵子、山寺宏一らがステージ上で生の吹き替えを披露した。

本映画祭は「1歳からデビューできる世界で一番やさしい映画祭」。初日には、戸田恵子、ジョン・カビラ、山寺宏一、中山秀征、内田恭子、ルー大柴らが1回限りの夢の共演として「きかんしゃトーマス」「ふうせんいぬティニー」「ウサギのてんこうせい」「ブーガルーとグレアム~2ひきのニワトリ~」「アイスクリーム」の5作品の生吹き替えを披露した。

上映した作品について聞かれたルーは自宅で「きかんしゃトーマス」のナレーションの練習を行ったら「それカビラさんのじゃないって言われた」というエピソードを披露。カビラは「普段の収録は(ひとりでナレーションを録っているので)孤独な世界。このようにみなさんと一緒にできるのは嬉しい」とコメント。中山は「完成度の高さがすごい。1回しか合わせてないし、合わせてないものもある」と笑顔でコメントした。

「ウサギのてんこうせい」(オーストラリア/6分)の生吹き替えの後には、同作品の主演を務めたモリー・ウィリアムスとナタリー・ヴァンデン=ダンゲン監督が舞台に登場。吹き替えを行ったばかりの登壇者とトークを行った。カビラが「次の作品の予定は?」と英語で質問し、続いてルーが英語で「将来は何になりたい?」と質問したがモリーや監督には通じず、ルーは「まだちょっとわからないね」と会場内の笑いを誘った。

12日(水)からは、声優による生の吹き替え上映”ライブシネマ”のほか、すべての子どもたちに映画を楽しんでもらえるオールバリアフリー上映が開催される。

『キネコ国際映画祭2015』は8月11日(火)から15日(土)まで渋谷区文化総合センター大和田さくらホール、シダックス・カルチャーヴィレッジ(渋谷)にて開催中!

『キネコ国際映画祭2015』
『キネコ国際映画祭2015』
『キネコ国際映画祭2015』