若手映像クリエイターの登竜門として2004年にスタートし、今年第12回を迎えた『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015』の観客人気投票の結果が発表され、長編コンペティションでキューバ映画『ビヘイビア』が第1位を獲得した。
本映画祭は、世界に先駆けてデジタルシネマにフォーカスした映画祭。長編部門、短編部門、アニメーション部門のコンペティション3部門の作品賞等はクロージング・セレモニーで発表されたが、このたび3部門を対象とし、会期中に行われた観客人気投票の投票結果が発表された。
長編部門で第1位を獲得したのは『ビヘイビア』(キューバ)で、最優秀作品賞を受賞した作品。審査員、観客双方から最も支持を得た結果となった。本作では、厳しい貧困と過酷な環境の中で、少年と教師の間に生まれる信頼の絆が描かれている。なお、本作で教師カルメラを演じたアリーナ・ロドリゲスは7月27日に63歳で逝去した。
その他の結果は下記の通り。
■長編部門(国際コンペティション)
第1位『ビヘイビア』(キューバ/2014年)
第2位『モンテビデオの奇跡』(セルビア/2014年)
第3位『あした生きるという旅』(日本/2014年)
■短編部門(国内コンペティション)
第1位『ガラスの園で月を食らう』(2015年)
第2位『あかべこ』(2015年)
第3位『虹の麓まで』(2014年)
■アニメーション部門(国内コンペティション)
第1位『Walts』(2014年)
第2位『息ができない』(2015年)
第3位『夢かもしれない話』(2014年)
©RTV COMERCIAL, Ernesto Daranas & Alejandro Perez