映画『心が叫びたがってるんだ。』の完成披露試写会が29日（土）、秩父の野外ステージで行われ、水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、長井龍雪監督らが登壇した。

本作は興行収入が10億円を突破し、ランキングに7週連続トップ10入りした大ヒットアニメ『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』（以下、あの花）のスタッフが贈る、劇場版オリジナルアニメーション。映画の公開に先駆けて、本作の舞台である秩父の野外ステージで完成披露試写会が行われた。このイベントには、本作のキャストである水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、長井龍雪監督、脚本を担当した岡田麿里、スペシャルドラマ「あの花」のキャスト、村上虹郎、浜辺美波が駆けつけた。大ヒット作の「あの花」に続いて、本作でも舞台となった秩父。両作品のグッズや秩父の名産品を出す屋台が出店され、上映を心待ちにするファン、約2000人が来場し、大きな賑わいを見せた。

再び秩父を舞台にした作品を披露することが出来た心境を聞かれた長井監督は「すごく光栄です。『あの花』テレビシリーズが終わった時に同じ会場でイベントがあったんですが、その時は座って見ていたステージに今このような形で立てて光栄です」と喜びをコメント。脚本を担当した岡田は「新しい作品を見てもらうことが出来て幸せです」と語った。本作で主人公の母親役に起用された吉田羊について長井監督は「本当に素晴らしかった。初アフレコと聞いていたので最初は少し不安もありましたが、実際聞いてみて、芝居をやられている方はこんなにも応用が効くのかと思いました」と絶賛した。本編中で、同級生として共演した水瀬、内山、雨宮は、舞台上でも同級生のように盛り上がった。

続いて、9月21日（月）から全国フジテレビ系で放送される「あの花」スペシャルドラマのキャスト、村上虹郎、浜辺美波が登場し、出来たばかりの予告映像が上映され、村上、浜辺がファンに向けて見どころを語った。また、イベント当日が誕生日という浜辺、前日が誕生日だった雨宮へ長井監督から花束が贈られた。最後に、キャスト、スタッフはこれから映画を見るファンに向けて見どころを叫び、大きな盛り上がりを見せた。

舞台挨拶後に行われた本編の上映は機材トラブルのため、途中で中止となった。運営側は対応として、来場者全員に劇場鑑賞券を配布。花火の打ち上げは予定通り行われた。

映画『心が叫びたがってるんだ。』は9月19日（土）より全国で公開！
配給：アニプレックス

©KOKOSAKE PROJECT