10月に開催される「第10回UNHCR難民映画祭」の記者会見が3日(木)、日本記者クラブにて行われた。
本映画祭は、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所が主催しており、世界の難民問題について知るきっかけとなるよう開催されている。第10回を迎える今回は、日本、アメリカ、アフガニスタン、コロンビアなどから難民問題を取り上げた作品が10作品上映される。会場は昨年に引き続き東京と札幌、そして今年が初めてとなる仙台で開催される。
登壇したマイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表は「(難民問題の)存在自体が知られていないことが懸念されていること」とし、「ひとりでも多くの方に知っていただくことにより支援の和が広がることを願っている」とコメント。10年前にこの映画祭が始めた当初、世界で移動を強いられた人が4000万人で非常に多かったが、たった10年後には2000万人増え、6000万人となるとは思っていなかった」と現状について語った。
「第10回UNHCR難民映画祭」は10月2日(金)・3日(土)、10日(土)、12日(月)に東京で、10月24日(土)・25日(日)に札幌で、10月31日(土)・11月1日(日)に仙台で開催
上映すべての作品が入場料無料(会場で寄付を募る)で、先着順