8月5日に公開された韓国では『ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション』を抑えて初日1位の動員、3日間で100万人を超える動員を記録したリュ・スンワン監督最新作『ベテラン』が12月12日（土）よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開されることが決定した。

先が読めないストーリー展開と、リアルなアクションで常に観客を圧倒してきたリュ･スンワン監督が本作で描くのは、韓国最大のタブー、財閥の横暴。本作は、政府さえも金の力で動かす大財閥と、悪は絶対許さない武闘派ベテラン刑事率いる5人の個性派広域捜査対チームの対決を描いた活劇アクション。

金はなくても、刑事としてのプライドだけは失ってはいけないと、正義感溢れる武闘派のソ・ドチョを演じるのは、『国際市場で逢いましょう』で熱演し、名実ともに韓国最高の俳優となったファン・ジョンミン。金と権力で唯我独尊の放蕩財閥3世のチョ・テオを演じるのは、人気実力ともにナンバーワンの若手俳優ユ・アイン。また、『国際市場で逢いましょう』でファン･ジョンミンと共演したオ・ダルスが、5人の広域捜査対をまとめるチーム長として出演している。

韓国での動員1000万人突破にあたって、リュ･スンワン監督らからコメントが届いている。
リュ･スンワン監督「『ベテラン』を愛してくれて、応援してくださった観客の皆さん、本当にありがとうございます。そして今も変わらずに、また新しい現場で自分の仕事を一生懸命頑張っている”ベテラン”スタッフと俳優たちにこそ、みなさんからの拍手を届けたい。私だけではなく、『ベテラン』を作りあげたすべての俳優とスタッフの代わりにもう一度、感謝の言葉を伝えます。」
ファン･ジョンミン「『ベテラン』の撮影は本当に楽しかったし、こんなにたくさんの観客の皆さんにも、一緒に（映画を）楽しんでいただけたようで、本当に、本当にありがとうございます。これからも素敵な姿で皆さんに恩返しができればと思います。」
ユ･アイン「昨年の夏に撮影をした『ベテラン』が1年経った今年の夏、観客のみなさんとの素敵な出会いを通して、このように完成したと思います。全国民的な怒りを買うような（ユ・アインが演じた）チョ・テオというキャラクタ―を演じて個人的にもっていた不満も、観客のみなさんから愛していただいたことで、きれいに洗い流すことができました。1千万人という数字に安堵することなく、今後も俳優として挑戦し悩み続け、みなさんが送ってくださった愛に恩返しできるように最善を尽くします。」

犯罪の匂いを嗅ぎ分け、悪党はぶちのめす武闘派ベテラン刑事”ソ・ドチョル”（ファン・ジョンミン）。勝負師”オ チーム長”（オ・ダルス）　、スタイル抜群の紅一点”ミス・ボン”（チャン・ユンジュ）、肉体派 ”ワン”（オ・デファン）に、末っ子刑事”ユン”（キム・シフ）まで曲者揃いの特殊強力事件担当、広域捜査隊。長い間追ってきた国際詐欺集団を捕まえ、昇進に浮かれていたドチョルは、あるパーティーで財閥3世”チョ・テオ”（ユ・アイン）と出会う。テオに犯罪の匂いを嗅ぎとったドチョルは、”罪は犯すな”と警告するが、まもなくテオの同族会社シンジンブ物産で社員が遺書を残し飛び降り自殺を図る。ドチョルはこの不審な自殺の裏にはテオが絡んでいると疑い、一人捜査を始める。しかし、相手は韓国政府にさえ影響力のある大財閥。警察上層部からの圧力などもあり捜査は打ち切りを迫られるが、ドチョルの執念にチームは一丸となり事件の核心に迫っていく。迫り来る捜査の手に、テオは金と権力を使い、あざ笑うかのように悠々と包囲網から抜けていくのだが―。

映画『ベテラン』は12月12日（土）よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開！

©2015 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.