『ぼくらの家路』エドワード・ベルガー監督
ベルリン国際映画祭をはじめ、数々の映画祭で絶賛されたドイツ映画『ぼくらの家路』が19日(土)から公開されるのに合わせて、本作のエドワード・ベルガー監督のインタビューが届いた。

本作は、10歳の主人公ジャックと6才の弟マヌエルが、突然いなくなった母親を探して歩き回る3日間の旅の物語。

本作が生まれたきっかけについてエドワード・ベルガー監督は、息子とサッカーをしていたときに通りがかった少年を息子が「あれはジャックだ。週末はいつもお母さんと一緒に過ごして、今、家に帰るところだよ」と説明したことだと語る。主人公ジャックについては「一人で自分の肩にこの映画を背負って立てる、素晴らしい10歳の少年が必要だった」とコメントし、「毎日6カ月間ベルリン中を探し回り、何百人という子供たちに会いました」と非常に難しいキャスティングだったことを振り返った。しかし、最後に飛び込んできたイヴォ・ピッツカーを見たとき「真っ赤なフェラーリのTシャツを着て、風のように、最初の即興演技をするためにテーブルの向こう側に舞い降りたのです。突然、我々の目は覚めました」と運命的な出会いだったことを語った。主人公と弟が子どもということで、撮影にも時間の制限があり「法律で一日5時間に限られていた」と苦労を語る。しかし、子どもたちが素晴らしく「とても集中し、熱心で意欲的でした」と賞賛している。

最後に日本で公開されるにあたって監督は「子供たちは、絶対に壊れることのない、人生と将来の信念を持っています。私は、その信念が彼らに凄い力を与えてくれているのだと思います。それは、生きていく過程で、我々大人が時として失って来たものです。私たちは、彼らから学ぶことができるのです。このような年月を経て、この映画が世界中を回り、日本で公開されるなんて本当に興奮しています。映画を楽しんで下さい!」とメッセージを贈った。

本インタビューの詳細は下記にて!

『ぼくらの家路』エドワード・ベルガー監督

映画『ぼくらの家路』は9月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開!

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