「第8回したまちコメディ映画祭in台東」のオープニングセレモニーに先立ち、18日(金)前夜祭イベントとして『声優口演ライブinしたコメ2015』が開催され、豪華声優陣が登壇した。
吹替えの魅力・素晴らしさに迫るをテーマに開催された今回の声優口演には、羽佐間道夫、野沢雅子、山寺宏一、岩田光央、草尾穀、内田夕夜、恒松あゆみが登壇し、豪華な競演となった。
初めに羽佐間、野沢、岩田、草尾、内田、恒松の6人でバスター・キートン監督・出演『キートンの探偵学入門』を上映。したコメならではの浅草ネタなどを盛り込み、また野沢は自らの演じるキャラクターのネタを入れるなど、45分間が笑いに溢れ、コメディ映画祭らしいスタートとなった。
山寺を交えて7人で「羽佐間道夫の声優”楽”入門」が始まるがここで、羽佐間の「いつか譲りたいと思っていた」の一言から、岩田が司会を務めることに。スクリーンに映し出されるテーマに合わせて、さまざまなエピソードを語った。デビュー当時のエピソードや、やっておけばよかったことなどを語り、「いまでと昔では声優の仕事はどう変わったか」という質問に、「リハーサルが事前にでき、生本番から録音になった」など大ベテランならではの貴重なエピソードを披露した。最後に「今後の声優業界はどのようになっていってほしいですか」との問いに羽佐間は「自分の型を作って。自分らしくなって」と声優を目指す人たちにメッセージを贈った。
続いて、山寺が1人ですべての役を演じるチャールズ・チャップリン監督・出演『チャップリンの消防士』を上映。山寺は「以前に1度やった作品だが、そのときとも違う」という新しい表現で、元の台本に関係なく「適当にしゃべります」との宣言どおりアドリブを入れての口演に場内は興奮気味に。上映中にも場内からは拍手喝采で非常に盛り上がった。
最後に、山寺は「声優のおかげでおもしろくなったと言ってもらえるように」と願っていることをコメント、野沢は「楽しみながらやらせてもらいました」とコメント、羽佐間は「皆様とお会いできて、劇場でやれるのが最高。生でエネルギーを感じる。一番大切な場」とコメントし本イベントは終了した。
第8回したまちコメディ映画祭in台東は、明日のレッドカーペット、オープニングセレモニーを皮切りに、22日(火・祝)まで映画の上映や関連イベントなどが多数開催される。
『第8回したまちコメディ映画祭in台東』
2015年9月18日(金)より22日(火・祝)まで上野・浅草エリアで開催!