《第8回したまちコメディ映画祭in台東》『ムーン・ウォーカーズ』舞台挨拶

開催中の第8回したまちコメディ映画祭in台東で映画『ムーン・ウォーカーズ』のジャパン・プレミア上映が20日(日)に行われ、”宙ガール(そらがーる)”の篠原ともえが登壇し、作品や月について語った。

いとうせいこう、奥浜レイラのふたりがMCを務めたこの舞台挨拶では、高校時代に天文部だったという篠原ともえを交えてトークイベントが行われた。

アポロ計画の月面着陸は実は捏造だった、という本作。いとうは本作を「しゃれた映像でシニカルなユーモアのあるクレイジーな映画」と表現した。セットやファッションにこだわって作られていることもあり、篠原は「イラストレーションが生きているみたいに流れていく」と好きなシーンを語り、「私にとって映画は観るというよりも流す。浴びるように観るとデザインをしているときにインスピレーションをくれる」とコメント。奥浜も「どこを切り取ってもポストカードみたい。どこを見てもおしゃれ」とコメントした。いとうは「バカとおしゃれが両方あるのはうらやましい。時間とお金をかけていて、コメディに対するリスペクトがすごい」と賞賛した。

「宙ガール的に月面はどうなの?」と問われた篠原は「みんなが注目するものは何かって思ったときにつきだったのかな。当時月面着陸にどれほど魅了されたのか。私の世代にはわからない刺激。その息吹が詰まっている」と映画から感じる当時の空気を想像し、語った。また、今の時期は「ちょうど見上げたところにお月様がいる」ので見やすいと宙ガールならではのコメントもあり、「冬は星、秋は月を見ましょう」とアドバイスもした。

《第8回したまちコメディ映画祭in台東》『ムーン・ウォーカーズ』舞台挨拶

《第8回したまちコメディ映画祭in台東》『ムーン・ウォーカーズ』舞台挨拶

『第8回したまちコメディ映画祭in台東』
2015年9月18日(金)から22日(火・祝)まで開催中!