《第8回したまちコメディ映画祭in台東》『ミラクル・ニール!』舞台挨拶

開催中の「第8回したまちコメディ映画祭in台東」で、サイモン・ペッグ主演の映画『Absolutely Anything(原題)』
のジャパン・プレミア上映が21日(月・祝)に不忍池水上音楽堂 野外ステージで行われ、トークイベントに関根勤、宮沢章夫、松尾貴史、須田泰成が登壇、また邦題が『ミラクル・ニール!』と発表され、2016年春の公開が決定した。

約1,000席以上のチケットが完売するほどの期待作で、関根は昨年の本映画祭で自身の初監督作品『騒音 THE FIVE OYAJI』を上演して際に登壇しており、同じステージで「モンティ・パイソンのトークを出来るのが楽しみ」と喜びのコメント。

昨年、32年ぶりに活動を再開し、記念ライブのチケット2万枚がわずか43秒で売り切れたというイギリスの伝説のコメディグループであるモンティ・パイソンのテリー・ジョーンズが監督を務める本作。ほかのメンバーも声優として出演しており、主演は今夏公開され大ヒットを記録している『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』にも出演しているサイモン・ペッグ、昨年逝去したロビン・ウィリアムズもサイモン・ペッグ演じるニールの愛犬デニスの声優として出演している。

本作で監督を務めたテリー・ジョーンズを含め、声優も担当しているモンティ・パイソンについて関根は「僕にとって師匠。憧れていて、劇団を旗揚げした。影響をもろに受けている」と話し、「面白いプラス演技がうまい、これがすごい」と敬意を表した。監督であるテリー・ジョーンズの『エリック・ザ・バイキング』(1989年)に出演した経験のある関根だが「船の上に僕と戸田奈津子さんだけで、あとは全員イギリス人。アクションを教えてくれたのが007のアクション指導者で『むちをもっと早く振れ』と言われ、『日本語でいい。おもしろい字幕を勝手につけるから』と言われた」と撮影時の様子を振り返った。また、自身の役について「”日本から奴隷をしごく凶悪な俳優が来る”」という話になっていて「マルタ島についたら、なで肩で小さくて顔も童顔で、ぽかんとされた」と明かした。

主演のサイモン・ペッグについて、関根は「オーバーではない自然」な演技が良いと話し、「サイズ感とか毛の生え具合もちょうどいい」と笑いを誘った。また、犬の声優として出演しているロビン・ウィリアムズについて、松雄は「アラジンのジーニーの声以来の名演」と評した。

はるか銀河系の先の先、意地悪なエイリアンたちが地球滅亡をたくらんでいた。しかし、銀河法で、どんな惑星も一度は存亡のチャンスを与えるべきと定められていることから、超適当に地球人をひとり選んで、地球の運命を預けることになった―。そんなこんなで、ロンドンでうだつのあがらない教師ニール(サイモン・ペッグ)は、知らぬ間に地球の運命を背負わされ、知らぬ間に全知全能の力を手に入れた。ひそかに恋心を寄せるアパートの隣人キャサリン(ケイト・ベッキンゼール)への想いもありながら、そのパワーを愛犬デニス(声:ロビン・ウィリアムズ)とともに楽しむニールだった。しかし、パワーを手に入れてもすることと言えば、犬のうんちをトイレに入れたり、死んだ人間をゾンビとして蘇らせたり、ロクなことはなかった。果たしてニールは地球の運命を変えられるのか?!あるいは彼はひたすらくだらないことを繰り返したまま、人類はこのまま終わりを迎えるのか?!

『Absolutely Anything(原題)』

『第8回したまちコメディ映画祭in台東』
2015年9月18日(金)から22日(火・祝)まで開催中!

映画『ミラクル・ニール!』は2016年春より渋谷シネクイントほか全国で公開!

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