福山功起監督が自身の実体験を元に描いたちょっぴり切なく、ほろ苦いホームドラマの映画『鉄の子』が開催中の第28回東京国際映画祭において、28日(水)にTOHOシネマズ 新宿で上映され、舞台挨拶に主演の田畑智子、裵ジョンミョンと福山監督が出席した。
本作は、若手映像クリエイターの発掘・育成を目的に開催されている「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」において、主催である埼玉県と川口市のもとで製作され、本年の同映画祭においてオープニング作品としてプレミア上映された。
本作は、若手映像クリエイターの発掘・育成を目的に開催されている「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」において、主催である埼玉県と川口市のもとで製作され、本年の同映画祭においてオープニング作品としてプレミア上映された。
7月に映画祭で上映されることを目指して製作された本作だが、福山監督は「話が来たのが3月でタイトなスケジュール」だったことを明らかにした。
日常の出来事をテーマにしている作品のため、主演の田畑は「ごく普通の家族が描かれているから、心のうちをどう表現すればいいかなという難しさもあった」とコメント。田畑演じるやよいの再婚相手を演じる裵は「監督に言われたことをやるだけ」とコメントした。
撮影期間が8日間と短かったことについて、田畑は「濃かった。長くゆっくりやるよりよかった」とコメント。
最後に田畑は「置かれている状況によって見方が違うけど、いろんな目線で見れる映画だと思うので、一度といわず二度三度と見てください」とメッセージを贈った。
父親が再婚した真理子は、川口市の小学校に転校する。そのクラスには再婚相手の息子・陸太郎もいた。親の結婚で同学年の「キョウダイ」となった二人は、そのことをクラスメイトにからかわれてうんざりしていた。二人は「リコンドウメイ」を結成し、両親を離婚させるために力を合わせるが、両親の仲はどんどんよくなっていく。陸太郎の足は、亡き父の同僚であった鋳物工のおじさんのところに向う。
映画『鉄の子』は2016年2月13日(土)より角川シネマ新宿、MOVIX川口ほか全国で順次公開!
(配給:KADOKAWA)
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