20世紀のファッション界を席巻し、”モードの帝王”と呼ばれたサンローランだが、その素顔はあまり世間に知られてこなかった。若くして頂点を極め、早熟の天才とも称されたサンローランが最も輝き、最も苦しんだ1967年からの10年間を人気実力派俳優ギャスパー・ウリエルが熱演する本作。
本作の公開に合わせ、自らもサンローランを愛用し、モデルとしてパリコレデビューも果たしている栗原類が、本作の中でも印象的なシーンである、サンローラン自らが香水の広告モデルとして行ったヌード撮影に挑戦した。
サンローラン本人と同じく、繊細さや内気な性格を持つだけではなく、日本のファッションシーンを引っ張る細身で美しい男性として選ばれた栗原。サンローランのスーツに身を包みスタジオ入りし、「サンローランは大好きなブランドの1つ、こうやって声をかけてもらえてとても楽しみにしていた」と意気込みを語った。
自ら「自分で言うのもなんですけどサンローランにすごく似ていてびっくりしました」というほどそっくりな姿となったが、共通点については「痩せてるところ。彼はモードの帝王や伝説的な存在にはなってるんですけど、実際にこの映画を見てると、いくら伝説の人といわれても、いろんな意味で普通の人でした」とコメントした。
以前からサンローランが好きだった栗原は「今年の6月にパリコレでサンローランのショーを見たときも、今日着てきたサンローランのスーツを着ていきました。サンローランのショーの写真を見るたびに、欲しいなと思うようなものがいっぱいありましたね。デザイン性もそうなのですが、素材も見ていて、サンローランもエディ・スリマンもさすが天才たちが作るものは違うなと実感します」と語った。
今後については「お芝居も映画もすごく好きなのでハリウッド映画に少しずつでも進出していきたい。もうひとつは、パリコレでサンローランのショーに出ること」と展望を語った。
今回、完成したポスターはTOHOシネマズ シャンテにて11月20日より期間限定で掲出される。また、メイキング映像も同時に公開された。
映画『SAINT LAURENT/サンローラン』は2015年12月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開!
© 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA - SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL