『ハッピーエンドの選び方』イベント(加藤茶、IMALU) (1)

第71回ヴェネチア国際映画祭で観客賞を受賞したほか、世界各国の映画祭で高評価を得ているイスラエル映画『ハッピーエンドの選び方』の公開直前イベントが23日、都内で行われ、ザ・ドリフターズの加藤茶とタレントのIMALUが出席した。

「人は自分らしい最期を選ぶ自由はないのだろうか―」人生の最期の選び方というテーマながら、上映開場ではたびたび笑いに包まれるほどユーモラスで感動的な作品として世界中で話題となった本作。イベントでは加藤茶とIMALUが参加し、自分自身や愛する人、家族の最期について語った。

72歳の加藤は「俺ももう歳だし去年も危ない時があったからね。だから自分も映画に出てくる”最期を迎える装置”があったらいいなと思いました」と身近なテーマと捉え、「笑えない題材をうまく笑いに持っていっている」とコメントした。

”終活”とは無縁に思えるIMALUは「幸せな瞬間に最期を迎えるのには憧れがありますね。友だちと大爆笑している瞬間に”これ、幸せだな”と思いながら死ぬのがいい」とコメントした。また、装置については「ケースバイケースだけど、本人が納得してスイッチを押すわけですから、大切な人を身近に置いて、最後の言葉を残せて本人もまわりもハッピーエンドになるなら”最期を迎える装置”があってもいい」とコメントした。

加藤は「泣くのではなくて、みんなには笑って送ってもらいたいね。だから死ぬとき用のネタを考えています。死に際に”加トちゃんぺ”は無理だけど、棺おけから花火を打ち上げたりするのもいい」と加藤ならではのアイデアを披露した。

IMLAUは、父である明石家さんまの送り方を聞かれると「まだまだ生き抜きますね。喋るのをやめたら、それが死ぬとき」と笑いながらも「みんなが泣いたり悲しむよりは笑いを大切にしたいですね。そういう話は普段しないので、この映画はいいきっかけになる」とコメントした。

『ハッピーエンドの選び方』イベント(加藤茶、IMALU) (2)

『ハッピーエンドの選び方』イベント(加藤茶、IMALU) (3)

映画『ハッピーエンドの選び方』は11月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国で順次公開!

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