『ベテラン』x「シネマDE出逢え場」舞台挨拶

韓国で動員1340万人を超え歴代3位の大ヒットとなった映画『ベテラン』(12月12日公開)の公開に先駆けて、28日(土)にキネカ大森のイベント「シネマDE出逢え場」で上映が行われ、上映後の舞台挨拶にモデルの中田クルミが出席した。

「シネマDE出逢え場」は、”映画”と”出逢い”が一緒になった男女の出逢いを応援するプロジェクトで、三回目となる今回は初めて公開前の作品が上映された。

本作は、『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』で先読みのできない物語とリアルなアクションで常に圧倒してきたリュ・スンワン監督が、政府させ金の力で動かす大財閥と、悪は絶対許さない”ベテラン”敬二率いる広域捜査隊の対決を描いたアクション映画。

上映後のイベントでは、出演キャストが写真が並んだパネルを用いて、キャストの紹介を交えながらのトークが行われた。進行を務める映画活動家の松崎まことは「本作は悪役がすごい。同情の余地がない」と本作を表現した。財閥3世のチョ・テオについては「ユ・アインはこれまで好青年しかやってこなかった。韓国の俳優は極端な役もできる」と話し、良い役から悪役まで幅広く演じる俳優陣に高評価の様子。中田は「あのケツアゴは悪役だろうと思った」とコメントした。

本作の興行について話が及び、松崎は「韓国で1300万人以上を動員し、今年一番で、歴代でも3位の興行収入。主役を演じたファン・ジョンミンは今や韓国映画界ではナンバーワン俳優と過言ではない」とコメントし、「チーム長を演じたオ・ダルスは出演作の動員を合わせて1億人俳優と言われている。この人が出ている映画は間違いない」と語った。また、「韓国では学歴が重視され、俳優が有名になってから大学に入る人もいる。一方、実際に財閥のバカ息子が事件を起こしていたり、一部の人がもうけているという不公平感も強い」と作品がヒットした理由を分析した。

「シネマDE出逢え場」のイベントに合わせて、どのキャストがタイプかと聞かれ、中田は「ファン・ジョンミンは色気がありますね。女性がかっこいい男性がいいなって思うのは大学生くらいまで。ファン・ジョンミンが演じたドチョルのように、ちょっとした色気とかユーモアがあって、余裕がある。言ったことをまげないところは好き」とコメントした。

撮影について、松崎は「明洞でのアクションシーンは、日本で言うと原宿のようなところでカーチェイスをしているようなもの。日本映画と韓国映画の違いは撮りやすさ」とコメントした。中田は「冒頭のアクションシーンは観ていてワクワクした。映画って、実際はこれってないでしょうってことも当たり前にあるのがいい。劇中のとび蹴りとかやってみたい」とコメントした。

『ベテラン』x「シネマDE出逢え場」舞台挨拶

『ベテラン』x「シネマDE出逢え場」舞台挨拶

映画『ベテラン』は12月12日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開!

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