猫好きによる猫好きのための同名人気コミックを映画化した『猫なんかよんでもこない。』(来年1月30日公開)がプランタン銀座で開催中の「ねこ展」とコラボして4日(金)、トークイベントが開催され、漫画家役で出演のつるの剛士と山本透監督が出席した。
今回で48回目となる大人気の展示会「プランタン銀座のねこ展 ねこ・猫・ネコ アート&グッズフェア」では、ありとあらゆる猫グッズが並んでおり、たくさんの女性客が集まる中、猫のセーターで登場したつるのと山本監督。つるのは「(お客さんとの)距離が近い!借りてきた『猫』みたいな気持ちです。僕は呼んだらすぐ来ます!」と会場を沸かせた。
全編を通してたくさんの猫が登場するが、撮影について監督は「人間と違って言うことは聞かないし、大変でした・・・。気分屋だから呼んでも来るときと来ないときがあるし・・・」と振り返った。つるのも「猫はツンデレだからね」と同意し、「よくあんな表情が撮れるなと驚きました」とコメントした。つるののキャスティングについて監督は「猫いっぱい飼ってるらしいって聞いたから(笑)でも本当につるのさんにやって欲しかったんですよ」と話すと、つるのは「個の役は猫好きじゃないとできなかったと思う。猫と子どもはまかせて!」とコメントした。
2015年の締めくくりとして、”今年を一文字で表す漢字”を発表すると、山本監督は「猫」と書き、つるのは「呼」と書き、偶然「ねこよん」が揃う結果となった。つるのは「呼」を選んだ理由について「今年はいろんなところに呼んでいただいたんです。全部で40都道府県くらい行きました。幸せを呼ぶとか、この映画にたくさんお客さんを呼ぶとか、そういう意味を込めて」と語った。
つるのが体験した猫とのエピソードをイラストにする企画も行われ、人間じみた猫の絵を披露したつるのは「前に飼ってた猫の絵なんですけど、僕が外出から帰ったときにベッドの上でその子がくつろいでいて、しかも消したはずの扇風機と電気がついてたんですよ!」と驚きのエピソードを語り、会場の笑いを誘った。
最後に、つるのは「アットホームでハートウォーミングな作品。猫もかわいいし、僕の久々の俳優業でもあります(笑)ぜひ映画館へ観に来てください」とコメントし、山本監督は「映画は観てもらわないと完成しないので、ぜひいろんな方を誘って見に行ってください」とメッセージを贈った。
映画『猫なんかよんでもこない。』は2016年1月30日(土)より全国で公開!
監督・脚本:山本透
出演:風間俊介、つるの剛士、松岡茉優
配給:東京テアトル
(C)2015 杉作・実業之日本社/「猫なんかよんでもこない。」製作委員会