全米最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で満足度97％をたたき出し、世界中の映画祭でも熱く支持されたドキュメンタリー映画『IRIS（原題）』が『アイリス・アプフェル！94歳のニューヨーカー』の邦題で、来年3月5日（土）より前項で公開されることが決定した。

ニューヨークが愛してやまない、大きなマネガと大ぶりのアクセサリーがトレードマーク。パークアベニューの自宅で、ハイブランドのジャケットに、ヴィンテージのアクセサリーや民族衣装を合わせ、即興でコーディネートを披露するアイリス・アプフェル。1950年代からインテリア・デザイナーとして活躍し、美術館やホワイトハウスの内装を任され、ジャクリーン・ケネディを顧客に持つというキャリアの持ち主。アイリスの成功の秘訣に迫るべく、展示会や老舗百貨店でのディスプレイ企画、売り切れ続出のTVショッピングなどの舞台裏に潜入する。

世界が惚れ込んだアイリスは、94歳にして多くの有名デザイナーからリスペクトされ、今なおニューヨークのカルチャーシーンに影響を与える。2005年、アイリスのファッション・コレクションの展示会がメトロポリタン美術館で開催されると、全米中が熱狂し、驚異的な動員数を記録し、84歳にしてその人生に大輪の花を咲かせた。類稀なるセンスを、いつどうやって身につけたのか－。競争の激しいニューヨークで生涯現役の実業家でいられるキャリア術とは？「ルールはない。あっても破るだけ」などアイリスの格言が観るものの心に響く。