『珍遊記』お笑い芸人5人

週刊ジャンプにて連載され、唯一無二の存在感を放つ孤高の漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画を実写映画化した『珍遊記』の追加キャストが発表された。

一癖も二癖もあるキャラクターに果敢に挑戦し、見事に演じきることで定評のある松山ケンイチが主人公・山田太郎を完全に振り切った演技で演じきった本作。『魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE』など映像化不可能といわれてきた数々の漫画原作を手がけた山田雄大が監督を務め、キングオブコント2011&2013で決勝に進出したお笑いトリオ・鬼ヶ島のリーダー兼小ボケ担当のおおかわらと、「おそ松さん」など話題のアニメ作品にも携わっている放送作家の松原秀が脚本を担当している。

先月発表された倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、笹野高史、温水洋一、ピエール瀧に加え、今回発表された追加キャストはお笑い芸人5人。また、同時に劇中でのカットも公開された。

お笑いコンビ・130Rの板尾創路が演じるのは、山田太郎に街中で声を掛けるこづれ紳士。謎めいた雰囲気をかもし出す役どころを演じた板尾は「くだらない原作、くだらない脚本を豪華キャストで海外ロケまでやって!いい大人が何を考えてるんだ!最高にくだらない映画が出来たじゃないか!!」とコメント。

お笑いコンビ・カラテカでボケ担当の矢部太郎が演じるのは、山田太郎退治にやってきた賞金稼ぎのザコ。弱々しい感じがにじみ出る矢部は「画太郎先生原作の『ババアゾーン』のエロ本買蔵役で映画初出演させて頂き、僕の初めてを捧げた山口雄大監督に、あの『珍遊記』にザコという役で呼んで頂き大変光栄でした」と喜びを表現するとともに、作品については「クリスマスイヴに行われた初号試写で拝見して最高の家族で楽しめる糞ちんこウンコ映画でした!」とコメントしている。

お笑い芸人・今野浩喜が演じるのは、山田太郎に恨みを持つ龍翔(溝端淳平)の追っ掛け・アキバ。上半身裸で、メガネとバンダナを身に着け、オタク風の役柄に成り切っている今野は「今作の脚本家おおかわらくんが所属するトリオ鬼ヶ島を始めて観た時『画太郎みたいだな』って感じていたので当然面白くなると思いました。当然の結果を観に来て下さい」と作品をアピールした。

本作の脚本も手がける、お笑いトリオ・鬼ヶ島のリーダー兼小ボケ担当のおおかわらが演じるのは、龍翔の側近・張明。人民服にメガネ姿で、何となく地味で目立たない役柄を演じたおおかわらは「韓国の撮影に行きたい一心でセリフほぼ無しで当て書きさせて頂きました。禿げた倉科カナさんが非常にチャーミングでした!」と倉科の体当たりでの演技に触れた。

お笑いトリオ・鬼ヶ島の大ボケ担当のアイアム野田が演じるのは、世界最強の武闘家・中村泰造(温水洋一)の一人息子・たけし。「俺はたけし役のアイアム野田だー!たけし軍団のきよし、やすしと共に街の自警団として街を守るぞ!街の自警団として怪しいヤツらは街に入れないぞ!絶対に入れない。怪しいヤツらは!それがたけし軍団の使命だ!」とコメント。

天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に―。果たして、彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか?(いや、出来ない)

『珍遊記』6キャラクター

『珍遊記』ティーザーポスター

映画『珍遊記』は2016年2月27日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!

監督:山口雄大
出演:松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、笹野高史、温水洋一、ピエール瀧
配給:東映

©漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会