『シェル・コレクター』

リリー・フランキーが15年ぶりの単独主演を務める『シェル・コレクター』が、1月27日より開催される第45回ロッテルダム国際映画祭Bright Future部門に正式出品することが決定した。

ピューリッツァー賞受賞作家であるアンソニー・ドーアの同名小説を原作に、デビュー作『美代子阿佐ヶ谷気分』が各国の映画祭で絶賛された坪田義史監督が、舞台を沖縄に置き換えた本作。主人公の盲目の貝類学者をリリー・フランキーが演じ、寺島しのぶ、橋本愛、池松壮亮といった豪華共演者が脇を固る。

坪田監督の前作『美代子阿佐ヶ谷気分』も、第39回ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門に出品され、大きな評価を受けている。また、本作で抽象映像監督を務めた牧野貴の短編『cinema concret』が、短編部門タイガーアワードコンペに出品されることも決定した。

坪田監督は映画祭への出品について「新作『シェル・コレクター』を日本の公開に先駆けてワールドプレミア上映出来る事を大変嬉しく思っています。ロッテルダム映画祭は、前作『美代子阿佐ヶ谷気分』で招待されていてご縁を感じます。リリー・フランキーさんはじめ日本を代表する名優の皆さんが彩ってくれました。海外の皆さんがどのように反応するか楽しみです」とコメントしている。

ロッテルダム国際映画祭は、今年で45回目を迎えるオランダ・ロッテルダムで毎年1月下旬に開催される国際映画祭。世界各国からインディペンデント映画や実験映画、視覚芸術分野における新たな才能を次々と排出する権威ある映画祭のひとつ。本作が正式出品されるBright Future部門は、映像的に革新的かつ固有の個性を持つ映画作家の作品で、1本目および2本目までの監督作をセレクトする部門で、今後の活躍が期待される才能豊かな監督の作品が上映される。

『シェル・コレクター』ポスター

映画『シェル・コレクター』は2016年2月27日(土)よりテアトル新宿、沖縄・桜坂劇場ほか全国で公開!

監督・編集:坪田義史
出演:リリー・フランキー、池松壮亮、橋本愛、普久原明、新垣正弘、寺島しのぶ
配給:ビターズ・エンド

(C)2016 Shell Collector LLC(USA)、『シェル・コレクター』製作委員会