実話を基にした大人気コミック「猫なんかよんでもこない。」を奇跡の実写化した本作。猫ブームの中で、今話題(!?)の”猫診断”への挑戦や、撮影の裏話などを語った。
ステージに上がった風間は、会場に集まった多くの観客に向けて「お忙しい中、うちの子たちの映画を見に来てくださってありがとうございます」と本作の主人公ミツオのような親バカなメッセージを送り、舞台挨拶は笑いに溢れたスタートとなった。続けて挨拶した松岡は「私は正直”犬派”なんですが・・・」といきなりのコメントで周囲をびっくりさせつつも、「猫ってこんな仕草をするんだとか、猫好きの方にはドンピシャにハマるのはもちろん、犬派の方もリフレッシュして帰っていただけるやさしくて癒される映画」と誰もが楽しめる作品であることをアピールした。
本作は、原作者である杉作先生の青春時代の実話を基にしているということで、風間が「自分を僕が演じたんですけどどうですか」とたずねると、杉作先生は「全然違う、かっこよすぎて・・・」とコメントし、風間はすかさず「とんでもないです。褒められるの大好きです」と返事をして会場が笑いに包まれた。
劇中は猫の出番が非常に多かったため、撮影には苦労したと言うが、山本監督は「撮影が始まって1日目、2日目は子猫の撮影が多くて、あまりにも言うことを聞かないから、これはやばい映画を撮り始めてしまったんじゃないかと途方に暮れた」と大変な苦労を感じさせた。風間は「みんなが猫に振り回されていた。猫に振り回されながら、いろんなものを感じるお話だったので、このまま振り回されようってことになりました」と猫中心の現場であったことを明かした。
本作で3度目の共演となる風間と松岡だが、松岡は「一番最初にお会いしたときは斧を振り回されまして」と話すと、風間はすかさず「ちなみに鎌だけどね」と訂正を入れ、登壇者も観客も大笑いとなった。松岡は「鎌かー、間違えちゃった。大事ですよねーそこ(笑)」と照れながらも「その後はあだ討ちに来てる人で、とにかく狂気しか見てなかった。(本作で)素で猫と戯れている風間さんを見て、この人は普通の人なんだ、よかったって思えた」と語り、風間は「その誤解が解けただけでも出てよかったですね」とコメントした。
続けて、今話題(!?)の”猫診断”を行い、風間は「甘え上手だと言われる」の問いに「はい」と答えたものの、「自分では甘え上手だとは思っていない」と答え、「役のイメージがあるのか、ちょっとミステリアスな人に思われがちなので、そんなことないよ、人畜無害な人ですよって伝えています」とコメントしていた。
最後に、風間は「動物でも人間でも、生き物と一緒に過ごすことの大切さを教えてくれる作品。すべての人に楽しんでいただける映画なので、ぜひまわりの方にもすすめていただければ」、山本監督は「生き物を飼うというのは楽しいだけじゃない。ペットと一緒に生きていくことを丁寧に描いたつもりです」と作品をアピールした。
映画『猫なんかよんでもこない。』は2016年1月30日(土)より全国で公開!
監督・脚本:山本透
出演:風間俊介、つるの剛士、松岡茉優
配給:東京テアトル
(C)2015 杉作・実業之日本社/「猫なんかよんでもこない。」製作委員会