総製作費40億円、構想4年、400人のスタッフが最新の撮影機材を駆使し、多くのスペシャリストとともに時空を超えた感動的なストーリーをつむぎだした本作。氷河期が終わり、あらゆる生命が春を謳歌し始めた2万年前から、現在、そして未来へと至る地球の歩みを、動物の目線でとらえる新しいネイチャー・ドキュメンタリーとなっている。
この日行われた公開記念イベントでは、今最も”不苦労”な芸人コンビ、ピスタチオの二人が、本物のフクロウとともにヒット祈願を行った。ボケ担当の伊地知は今年の干支であるサルのフェイスペイントにサル耳、ツッコミ担当の小澤は劇中に登場するオオヤマネコのフェイスペイントにネコ耳の姿で登場し、早速彼らの代表作である”好きな食べ物トップ3ネタ”をアレンジした、”好きな動物トップ3ネタ”を披露した。伊地知が白目をむきながら「哺乳類!」とボケると、小澤はピスタチオの代名詞である「なぁんのっ!」とツッコミをし、会場を沸かせた。
自らのペイント姿について、小澤は「完璧。オオヤマネコか小澤か分からない」と満足げに語った。一方、サルのフェイスペイントで登場した伊地知は「しっかりメイクするとサルに見える顔つきだったんですね」と小澤にツッコまれ、伊地知は「小澤さんはこのまま映画とか舞台とか出れるくらいかわいらしさがある。完全に私はイジられたな、これ。小澤さんを見て『かわいい!』というスタッフの声があったんですけど、私を見て『かわいい』と言ったのは絶対にウソだなと」自虐的に語りつつも「芸人としてはおいしい」とニヤついた。
本作の感想について、小澤は「圧倒的なスケールのデカさ!動物たちの中の決まり、おきてがどう作られて、それどう教え学んでいくのか。動物に興味がわきました」と興味津々に語り、伊地知は「オオカミが狩りをするシーンで、オオカミ目線のカメラと追われるウマやイノシシ目線のカメラ、さらにエサにありつこうとするカラスのアングルのカメラもあって、この映像を撮るためにどれくらいのカメラの数や時間をかけたんだろう、すごいなと(思った)」と映像クオリティの高さに感心している様子だった。
厳しい自然の中で、時代や環境に合せて進化を遂げた動物たちが描かれている本作だが、弱肉強食の厳しい世界であるお笑い界で、昨年大活躍した二人の今後についての話題に移ると、二人は2016年の意気込みをネタで発表。伊地知が白目をむきながら「小澤さん、頑張ってね!」とボケ、小澤が「いや、人任せっ!」とツッコむと会場から笑いが起きた。さらに、伊地知は「2015年は話題があると言っていただけた。2016年はヒットしているものに全力で乗っかって生き延びようかと」とコメントし、映画に絡めて「僕たちはクマやオオカミになれない。カラスで十分。端っこからさっとやってきていいところだけ持っていく。『いたなあいつら』程度で残っていけたら」とコメントし、小澤は「それも一つの手段ですからね。一番賢い」と語り、会場は大爆笑となった。
ピスタチオの二人の”福”と、映画のヒットを呼び込むため、劇中にも登場するフクロウが登場すると、間近でフクロウを目にした小澤はためらうことなくフクロウの頭をなで「かわいいー」を連呼。フクロウを腕に乗せた伊地知は「かわいい」と言いつつも「さっきネズミを食べるって聞いて・・・」と及び腰になり、対照的な二人の様子に会場からは笑いが起きた。
映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』は2016年1月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国で公開!
監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ
配給:ギャガ
2015年/フランス/97分
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