関西で初の上映ということもあり、会場となるTOHOシネマズ梅田は多くのファンで埋め尽くされ、セーラー服姿で登場した橋本にファンから盛大な拍手が起きた。
誰もが知るタイトルの主演を務めることに対して橋本は「かなり重圧を感じた」と答え、「撮影2か月前からリハをし、みんなでヒロイン星泉を作り上げていきました」とスタッフや共演者への感謝の気持ちを述べた。前田監督は「前作の相米監督の作品が好きで、モヤモヤした世の中なので、スカッとできる娯楽作品を目指しました」と本作を制作する際に心がけたことを語った。
本作が初主演となる橋本だが、その演技について前田監督は「とても根性が座っていて、ハードなシーンやハードルが高いお芝居の連続にも弱音を吐かず、立ち向かっていくところがすごい」と感心している様子。そうそうたるメンバーと共演したことについて橋本は「たくさんのアドバイスをいただいた。特に武田さんには、映画の大事な銃撃シーンの撮影の時に考えすぎて悩んでいたら、好きにやっていいんだよ、『カ・イ・カ・ン』のセリフも言いたくなったら言えばいいし、と言っていただきすごく気が楽になり心強かった」と振り返った。
MCから、大阪では鉄砲を撃つフリをすると100人中100人が撃たれた演技を反射的にすると言われ、映画の印象的なシーンである機関銃を乱射するシーンを再現することになり、橋本が観客に機関銃を向けると、会場のファンはおもしろいように撃たれたフリをして、橋本は「もう一回やってみたいです!」と2回やるほど楽しんでいた様子だった。MCから今の気持ちを聞かれ、「カ・イ・カ・ン」と答えるシーンもあった。
最後に橋本は「暑い高崎で撮影し、多くのスタッフや共演者の方々みんなが全力で作った作品です。こうしてノリのいい大阪のみなさんに観ていただけるのを嬉しく思います」とメッセージを贈った。
映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』は2016年3月5日(土)より全国で公開!
監督:前田弘二
出演:橋本環奈、長谷川博己、安藤政信、大野拓朗、宇野祥平、古舘寛治、鶴見辰吾、榎木孝明、伊武雅刀、武田鉄矢
配給:KADOKAWA
2016年/日本/119分
(C)2016「セーラー服と機関銃 -卒業-」製作委員会