本作は、1950年代のハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代が舞台。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生し、撮影スタジオは大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む。
世界三大映画祭のひとつで、その年のアカデミー賞につながる話題作が選出されることでも有名なベルリン国際映画祭。第66回の今回、オープニング作品として上映される本作のジョエル&イーサン・コーエン監督、ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタムがレッドカーペットイベントと記者会見に出席した。
コーエン兄弟はもちろん、豪華スターが勢ぞろいしており、レッドカーペットに登場すると、観客からは大きな歓声が沸きあがり、期待と人気の高さを見せた。主演のジョシュ・ブローリンは婚約者のキャスリン・ボイドとともに登場し、ジョージ・クルーニーは妻アマルをエスコートし、精力的にファンサービスを行った。ティルダ・スウィントンは白のドレスに個性的な髪型で登場し、集まった報道陣からたくさんのフラッシュが光った。そして会場の女性から黄色い声援を浴びていたのがチャニング・テイタム。自身のセクシー写真にサインを求められ、苦笑いで応える場面もあった。
レッドカーペット後に行われた記者会見では、ジョークを飛ばしあい、笑いの絶えない会見となった。ジョシュ・ブローリンは「コーエン兄弟と一緒に仕事できて楽しかったよ。当時のハリウッドのことは分からないけれど、僕らの働いている世界を面白おかしく茶化すのは好きだよ。だってとても馬鹿げてる業界だからね」とユーモアたっぷりにコメント。ジョージ・クルーニーも「彼らはとにかく楽しいんだ。素晴らしいフィルムメーカーで、一緒に仕事をするのは楽しいよ。良いヤツらだし、とても働きやすいんだよ」と賞賛していた。チャニング・テイタムは「実は当初、この映画で何をやるのかは知らなくて、脚本には3文字くらいで、その後に『ダンス』としか書いてなかったんだ。今までタップダンスもやったことないし、映画で歌ったこともなかった。でも他にこんな映画はないし、目を閉じて崖から飛び降りるような気持ちでやったよ」と告白した。
映画『ヘイル、シーザー!』は2016年5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督・脚本・製作:ジョエル&イーサン・コーエン
出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、 チャニング・テイタム
配給:東宝東和
(C) Universal Pictures