『サウスポー』「日本感動協会」発足&チェアマン就任会見イベント (3)

アントワーン・フークア監督xジェイク・ギレンホールが贈る感動の人間ドラマ『サウスポー』の公開に先駆けた19日(火)に都内で「日本感動協会」チェアマンに就任した徳光和夫が鑑賞直後に本作について語るイベントが行われ、モデルでボクサーの高野人母美が駆けつけた。

鬼才アントワーン・フークア監督が演技派俳優ジェイク・ギレンホールとタッグを組んで贈る感動の人間ドラマである本作。全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、家族との絆を取り戻すために、過去の自分に別れを告げ、再びリングへ上がる姿を描く。マスコミ向けの試写では90%以上が涙し、まれにみる感動作として高い評価を得ている。今回のイベントでは、徳光和夫、高野人母美が登壇し、本作について語った。

試写室で映画を鑑賞し、ロビーへと姿を現した徳光は、「メイクを直してもらいましたがまだダメですね。」と感動が残っている様子。さらに、「70過ぎの私でも非常にわかりやすい物語で、そのわかりやすいストーリーだけで、ここまで涙腺を緩ますというのはなかなか難しいことだと思う。監督、役者、そして制作陣の強い思いが、この感動に繋がったのではないかと思いました。」と鑑賞直後の感想を語った。

本作の感動のポイントについて、「スポーツなど、ひとつのことに打ち込んできた人というのは極めて不器用で、社会性が欠けているというケースが多いのですが、この物語の主人公ビリーも同じようにボクシングだけをやってきて、そこから大きな挫折を味わうわけですが、そのどん底から社会性を身につけて、ひとりの大人として人生をやり直していくというところが、この映画の見所ではないかと思います。そこが一番心を打たれました。」とアナウンサーとして数多くの現場を見てきた徳光ならではの思いを語った。

続けて、本作の公開に合わせて、「日本感動協会」の発足、そして徳光のチェアマン就任が発表された。プレゼンターとして、モデルでボクサーの高野人母美が駆けつけ、徳光にチェアマンの就任を祝ってたすきをかけた。高野は本作について、「世界戦のときに凄くパンチを受けてしまってから、いま私がやっているディフェンスの練習が映画にでてきたり・・・」と話し始めると、MCからのフリを受け、徳光を相手に高野がシャドーボクシングで実演して見せた。さらに、「先日ラスベガスでボクシングを見てきたのですが、その時に試合を観ていたときと同じようなリアリティーがありました。自分に重ねて泣いてしまったり、自分も這い上がっていこうと、勇気をもらえる素敵な映画です。」と語った。徳光は「今までのボクシング映画はドラマだったけど、これはドキュメンタリーを観ているようだったよね。」とリアリティーのある描写に感銘を受けている様子。

また、感動したことを「感動した!」と素直に表現する素晴らしさを拡げるべく発足した、日本感動協会のチェアマンに就任した徳光は、就任の挨拶として、「私は日本感動協会のチェアマンとして、多くの方々に感動を伝えていきたいと思います。」と話し、「そこで、今回みなさんに感動をお届けするために、この映画『サウスポー』の特別試写会を日本全国で行わせていただきたいと思います!『サウスポー』を通じて感動の輪を拡げていきたいなと思っております。出来得ることならば被災されました熊本、九州のみなさんにも『サウスポー』を観ていただくことで、何かしらの支えになるのではないかなというようなことも今日感じさせていただきました。」と熱いメッセージを贈った。

徳光和夫

徳光和夫

高野人母美

高野人母美

『サウスポー』ポスタービジュアル

映画『サウスポー』は2016年6月3日(金)より公開!

監督:アントワーン・フークア
出演:ジェイク・ギレンホール、フォレスト・ウィテカー、ナオミ・ハリス、カーティス・“50Cent”・ジャクソン、ウーナ・ローレンス、レイチェル・マクアダムス、スカイラン・ブルックス、ボー・ナップ、ヴィクター・オルティス、リタ・オラ、ミゲル・ゴメス
配給:ポニーキャニオン

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