人気漫画家・福満しげゆきの代表作「生活【完全版】」を、『ソフトボーイ』『森山中教習所』といった独特の世界観を構築し、幅広いファンを獲得している豊島圭介監督が実写映画化した、ヘタレたちが本気でヒーローになろうと立ち上がるアクション・エンタテインメント作品である本作。
今回、本作の“完成ヒーロー上映会”が行われ、ダメダメなフリーター役の東出昌大、運動神経抜群のニート役の窪田正孝、情報収集能力抜群の女子高生役の小松菜奈、若者殴り魔の異名を持つサラリーマン役の片岡鶴太郎、人生初のホームレス役の船越英一郎らキャスト5名と豊島監督が登壇した。
今回の上映会のチケットが20分で完売したことを聞いた東出は「役者冥利に尽きます。」と感謝の気持ちを表現した。窪田は自らが劇中で被っていた赤いニット帽の話を持ち出し「赤い帽子を被っている方がいらっしゃって土志田カラーで嬉しいです。遊び心があるエンターテインメント作品です。」と笑顔で挨拶した。
撮影期間が梅雨の時期だったこともあり大変だったと語った豊島監督だが「片岡さんを中心にチームができて、ファミリーとなってつらい現場を乗り越えていただいた。」と語り、東出は「この映画は変態の映画と言っても過言ではないんですけど、豊島監督も変態で、ずっとモニター横でニヤニヤしていた。」と暴露したが、現場については「緊張感はもちろんあるんですけど、誰かが怒っているというのが一切ないみんな仲良く楽しくという空気が映画にも出ていると思います。」と振り返った。さらに東出は「みなさんが差し入れを現場に持ってきてくれて、アイスの差し入れがあると、寡黙な職人タイプでアクションをやっている窪田君が『うへーい!』と急に喜んだり、小松菜奈ちゃんもダジャレを言わせたら天才的。みんな個性的で濃いひと夏を過ごせました。」と共演者の意外な一面を披露した。
続けて、心理カウンセラーの春香葉子先生が登壇。タイトルの「ヒーローマニア」にちなみ、自称何マニアかを発表するコーナーに。初めに発表した豊島監督は【悪女マニア】と披露。「この人といると地獄に落ちるかなという人に惹かれます。」と意外な一面を見せた。片岡は【ヨーガマニア】と答え、春香先生は「無欲に境地に立たれている。」と分析。MCに「いろんなものとつながっている。今は何とつながっていますか?」と聞かれ、片岡は「宇宙です。」と答え、場内の笑いを誘った。
小松は【古着マニア】であると披露。春香先生の分析では「マイペースなヒーローです。直感と感性で選ぶのでセンスに自信があり、ファッションリーダーとなる。」と発表され、小松は「どうですかねー?」と答え、MCは「それがマイペースなんですね」とすかさずツッコミが入った。
窪田は【冷たいモノマニア】と披露。春香先生は「とりあえず動いてくれるヒーロー。つめたーいと言っている自分が好き。年齢よりも子どもっぽかったり、無邪気なヒーロー。」と分析。さらに、他のキャストが答えた事前アンケートに答えなかったことについて、「宿題をわすれる子どものようなところがある。」とコメントした。
最後に東出は【落語マニア】と答え、春香先生には「受身なヒーロー。行動的ですが不必要なものは好まない。おもしろいと分かっているものを聞いて笑っている。喜怒哀楽を表面的には出さない。返事がワンテンポ遅れるんです。」と分析された。豊島監督は「東出さんは返事をしてくれるけど心がこもっていない(笑)」とコメントした。
その後、行われたフォトセッション中に、本作のタイトルにちなみサプライズゲストとして仮面ライダー1号が登場。キャストと並んで写真撮影に挑み、窪田は「子どもの頃のあこがれのヒーローです。」と嬉しそうに語った。
映画『ヒーローマニア-生活-』は2016年5月7日(土)より全国で公開!
監督:豊島圭介
出演:東出昌大、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎
配給:東映・日活共同配給
(C)福満しげゆき・講談社/映画「ヒーローマニア-生活-」製作委員会