『ソング・オブ・ラホール』ポスタービジュアル
パキスタンの伝統音楽とニューヨーク・ジャズが融合!?失われた芸術を取り戻すための奇跡を映したドキュメンタリー映画『Song of Lahore(原題)』が『ソング・オブ・ラホール』の邦題で、2016年夏に渋谷ユーロスペースほかにて公開されることが決定した。

故郷であるパキスタン・イスラム共和国の街ラホールからニューヨークへ。パキスタンで文化が委縮し続ける中、居場所を失った芸術と観客を取り戻すため立ち上がった“サッチャル・ジャズ・アンサンブル”。本作は、彼らの超絶演奏が世界中を虜にするまでの紆余曲折を追うドキュメンタリー映画。再起をかけた音楽家の奇跡の一夜が幕を開ける。監督を務めるのは、本年2度目のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したパキスタン人女性シャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケン。二人の監督が音楽への愛に溢れる彼らの人生と、圧巻の演奏を映し出す。

かつて芸術の都だったラホール。タリバンにより音楽を禁じられ、世間から忘れ去られた熟練音楽家たちが、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出た。彼らが伝統楽器を用いてカバーした「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像はまたたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。その噂を聞きつけ、天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場ニューヨークのビッグバンドと共演することになるのだが―。

今回、解禁されたポスタービジュアルでは、パキスタンの伝統楽器を手にする熟練音楽家と、本場ニューヨークのジャズバンドが融合し、今にも体が動き出したくなる様な音色が伝わってくる様子が描かれている。さらに、デューク・エリントンの名曲をもじった「スウィングしなけりゃ“あと”がない」の文字が重なり、伝統音楽を必死で守ろうとする彼らの意気込みが伝わってくる。

映画『ソング・オブ・ラホール』は2016年夏、渋谷ユーロスペースほかにて公開!

監督・製作:シャルミーン・ウベード=チナーイ、アンディ・ショーケン
出演・音楽:サッチャル・ジャズ・アンサンブル、ジャズ・アット・リンカーンセンターwithウィントン・マルサリス
配給:サンリス、ユーロスペース

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