『エクス・マキナ』ポスタービジュアル

本年度アカデミー賞視覚効果賞受賞『エクス・マキナ』のポスタービジュアルが解禁された。

本年度アカデミー賞において脚本賞ノミネート、さらに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』などの大作を退け、視覚効果賞を受賞した本作。世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという興味深くも不可思議な実験だった―。

今回、美しい女性型ロボット“エヴァ”のヴィジュアルが解禁された。エヴァを演じるのは、『リリーのすべて』で本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞し、ヒロインを務める『ジェイソン・ボーン(原題)』などが控えるアリシア・ヴィキャンデル。ルイ・ヴィトンのアンバサダーとしても活躍するなど、今最も旬な女優として注目を集める彼女には「あらゆる意味で完璧でした。とても美しい女性であるだけでなく、とてつもない才能を持った女優であり、子どものころからバレエの訓練を受けていました。そのため、自分の体の動きを正確に制御することができるんです。歩き方から、手の動き、頭のほんの少し傾けるといった動作までもね」とアレックス・ガーランド監督も絶賛。

ヴィキャンデルは、人工的な雰囲気を出すため顔に白いメーキャップを施して撮影したオーディションビデオを送り、これを見た製作チームは、エヴァ役は彼女しかいないと確信した。役作りでは実体験を基にしてきたと語る女優にとって、エヴァを演じることは困難を極め、「アレックスとふたりで独自のルールを作らなければなりませんでした」と振り返る。「実在しないものを作り出すにはどうすればいい?ひとつの疑問に答えるたびに、新たな疑問が100個浮かぶんです」と語った。ヴィキャンデルの演技の目標は、CGIの壁を突破して感情を伝えることにもあり、製作のアロン・ライヒは「観客には、まずエヴァに驚いてほしいですね」とアピールした。さらに「エヴァが初めて登場するシーンでは、彼女もネイサン(オスカー・アイザック)も機械であることを決して隠そうとしません。とても美しく愛らしい女性の顔を持ったロボットです。ですから観客は、初めはテクノロジーとしての彼女に驚き、そして、次第に彼女の人間性に惹かれていくのです」とその魅力を語った。

『エクス・マキナ』T1

映画『エクス・マキナ』は2016年6月11日(土)よりシネクイントほか全国で公開!

監督・脚本:アレックス・ガーランド
出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック
配給協力:パルコ

(C)Universal Pictures