24歳のケイレブ(ドーナル・グリーソン)は世界最大のインターネット会社で働くプログラマー。ある時、会社の抽選会に当選し、普段は滅多に姿を現さないCEOのネイサン(オスカー・アイザック)が所有する邸宅に1週間滞在できることになる。彼は美しい女性型ロボットに搭載された人工知能のテストに協力するが、実験は次第に怪しげな心理戦と化し、人間と機械の主従関係は崩壊していく。
『28日後...』(2002)や『わたしを離さないで』(2010)などで脚本を担当したアレックス・ガーランドの監督デビュー作である本作。ガーランド自身が長年関心を持ち続けていた“テクノロジーに対して私たちが抱く恐怖や不安、そしてテクノロジーが私たちの生活で担う役割”というテーマに挑んでいる。ガーランド監督は「人は人工知能やコンピューター全般に過剰なまでの恐怖心を抱きます。それは決して頭から離れません。人の性なのでしょう。ただ、私自身はあまりテクノロジーを危険視していないので、少し違う角度からアプローチを試みました。『エクス・マキナ』で私が寄り添おうとしたのは人間ではなくロボットです」と話す。さらに、製作を担当したアンドリュー・マクドナルドは「『エクス・マキナ』には2つの楽しみ方があります。基本となるのはサイコスリラーというジャンル映画として見る楽しみ方、しかし登場人物を通して人間の根源的な性質や心理を探るという見方もできます。私は常にキャッチーでありながら知的な作品作りを目指してきました。『エクス・マキナ』はその2つを両立しようとした、これまでにない作品です」と本作の魅力を語っている。
今回、本作の衝撃の予告編が解禁された。ケイレブが滞在する邸宅で行われていた実験。さらに、そこで出会った女性型ロボット“エヴァ”(アリシア・ヴィキャンデル)。人工知能がもたらす近未来を描いた本作の魅力が十分に伝わる予告編となっている。
映画『エクス・マキナ』は2016年6月11日(土)よりシネクイントほか全国で公開!
監督・脚本:アレックス・ガーランド
出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック
配給協力:パルコ
(C)Universal Pictures