『ヘイル、シーザー』チャニング・テイタム(ミュージカル・シーン) (2)

コーエン兄弟の華麗なる集大成とも言える最新作『ヘイル、シーザー!』のチャニング・テイタムが美声を披露する劇中ミュージカルシーンの一部映像が解禁された。

本作の舞台は、1950年代のハリウッドが“夢”を作り、世界に贈り届けていた時代。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中に、主演俳優であり世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)誘拐事件が発生する。撮影スタジオが大混乱に陥る中、事件解決への白羽の矢を立てられたのは貧乏くじばかりを引いている“スタジオの何でも屋”(ジョシュ・ブローリン)。お色気たっぷりの若手女優(スカーレット・ヨハンソン)や、みんなの憧れのミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がどヘタなアクション俳優(アルデン・エーレンライク)など、撮影中の個性溢れるスターたちを巻き込んで、世界が大注目する難事件に挑む。

今回、解禁された映像は、ミュージカル映画の撮影中、海兵姿に扮したチャニング・テイタムが見事な歌を披露する場面。航海を前にした海兵になりきり、遠い目で海での女性との出会いのなさを歌い上げるチャニング。その美声とセクシーな仕草に、ファンならずともメロメロになるミュージカルシーンになっている。

爽やかな笑顔とセクシーな肉体美で世界の女性を虜にしているチャニング・テイタム。『コーチ・カーター』(2005)でスクリーンデビューして以来、アクション、青春、ラブストーリー、コメディとジャンルを問わない幅広い映画に出演し、2012年には『ピープル』誌が選ぶ「最もセクシーな男性」にも選出され、昨年には巨匠クエンティン・タランティーノ最新作の重要な役に抜擢されるなど、人気と実力の両方を兼ね備えた俳優。チャニングと言えば、出世作となった『ステップ・アップ』でのストリートダンスや、『マジック・マイク』で見せたストリップダンスで踊れる俳優としても有名ですが、本作では色気のある歌声を披露。歌える俳優であることも証明した。

コーエン兄弟の大ファンで、本作のオファーがあった際は二つ返事で引き受けたというチャニング。「脚本には3文ぐらいしか書いてなかったんだ。6~7分のダンスと歌だよ。今まで映画で歌ったこともなかった。でも、よほどの大バカモノでなければ、コーエン兄弟からオファーがあったら当然誰でも『イエス』って言うだろう?」と、コーエン兄弟作品念願の出演であったことを明かした。そして「彼は歌とダンスが好きなんだよ。ミュージカルスターというものが本業なんだ。いろんなこともやっているけれど、これが彼の特技で、全てはここから始まっている」と自身が演じるバードが生粋のエンターテイナーであると解説。自身と同じく、歌って踊れるバード役柄をとても楽しんだ様子。本作では、歌のほかにもタップダンスにも初挑戦。約3ヶ月の猛特訓を経て、『雨に唄えば』の俳優ジーン・ケリーを彷彿とさせる華麗なダンスも披露している。

超豪華オールスターが個性的なキャラクターで登場し、数多くの見せ場がある本作。チャニングは「ユーモアに溢れた魅力的な映画だよ。当時を舞台としたコーエン兄弟なりの面白い解釈だよね。本当に面白いエンターテインメント映画だよ」とその仕上がりに太鼓判を押している。チャニングが見せる極上のパフォーマンスを劇場で目にしよう。

『ヘイル、シーザー』チャニング・テイタム(ミュージカル・シーン) (1)

『ヘイル、シーザー』チャニング・テイタム(ミュージカル・シーン) (3)

『ヘイル、シーザー!』 (3)

『ヘイル、シーザー!』ポスター

映画『ヘイル、シーザー!』は2016年5月13日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!

監督・脚本・製作:ジョエル&イーサン・コーエン
出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、アルデン・エーレンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム
配給:東宝東和

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