『ラザロ・エフェクト』 (5)

戦慄の絶叫ホラー『ラザロ・エフェクト』に絶賛コメントが続々と寄せられている。

全世界で絶賛された日本の寿司職人を追ったドキュメンタリー映画『二郎は鮨の夢を見る』のデヴィッド・ゲルブ監督の最新作は、『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』『パージ』、そして昨年大ヒットした『セッション』など斬新なアイデアで次々とヒット作を生み出すブラムハウス・プロダクションとタッグを組んだ絶叫ホラー。実際に古くから世界中で報告されている死者の復活「ラザロ徴候」をテーマにした本作は、全世界28カ国で初登場トップ10入り。医療の発展に繋がると信じた研究者チームが成功させた「死者の蘇生」だったが、彼らは生き返った人間が死の間に何を見て何を体験したのか想像もしていなかった。そして、その地獄から生き返らせられた人間の、死ぬよりも恐ろしい“死のその先の恐怖”と力を目の当りにする―。

13日の金曜日の今日、恐怖のエキスパートたちから寄せられた、その体験に着目した絶賛コメントを公開する。
国際気能法研究所所長で超心理研究家の秋山眞人(臨死体験2回)は「人に戦慄のみをあたえようとする映画は多い。観る人を、その根元的恐怖に導き、なぜこわいのか?への奥行きを提示してくれるのがよきホラーと言えるのではないか。久しぶりにそういう骨太な映画に出会えてうれしい。」と本作を絶賛。心霊研究家の池田武央(臨死体験3回)は「臨死体験とこの映画は特殊な能力を得て蘇生する点で非常に似ています。しかし科学の力で蘇った肉体には死者の魂が宿ります。生きる霊の姿を見ているように私は感じました。リアルホラーが体感できる映画です。」は本作のリアリティについて言及している。

サイエンスライターの川口友万は「『死』は人間にとって最大の恐怖だ。いや死こそが恐怖なのだ。その死の先にさらなる恐怖があったとしたら?もし死から蘇った者がいるなら、その者は恐怖を超える恐怖の体現者となる。ようこそ、死者の宴に。」と何とも恐ろしいコメントを寄せている。怪談図書館館長の桜井伸也(臨死体験1回)は「真実味と創造性がバランスよく噛み合い、最後までキャッチーに疾走する。黄泉がえり=謎のウィルス蔓延からのゾンビ化に飽きた方々に贈る、王道のレザレクションホラー。不穏な気配こそ恐怖源、そうだろ、ロッキー?」とコメント。

「月刊ムー」副編集長の宍戸宏隆は「『死者の蘇生』は、近い将来、医学の進歩により実現するかもしれない夢であると同時に、自然界の摂理に反する禁断の行為でもある。『ラザロ・エフェクト』において、『死者の蘇生』は、確かに実現した。だが、甦った死者は、生前とは異なるまったく別の存在へと変貌してしまった。これはいったい何を意味するのか?この映画は、神の領域へと踏み込んでいこうとする現代の人類に、ある種の警告を与えているのかもしれない。『それは、われわれが本当に望んだことだろうか』と。」と本作が現実のものとなった場合についての危険性を語った。超常現象作家・研究家の南山宏も「人が人であるためには、たとえ肉体を失っても魂は失ってはならない、という根本的な真理を、この映画はあらためて教えてくれる。」とコメント。

理論物理学者でノートルダム清心女子大学教授の保江邦夫(臨死体験1回)は「一見してSFホラー映画だが、訴えてくるものは奥が深い。それは、人間が肉体、魂、霊からなる存在で、死によって肉体から魂と霊が離れていくということ。そして、魂のみを戻す蘇生では、人間は人間には戻らない。」とコメントし、超常現象研究家で映画評論家の山口直樹は「最新科学で死者の蘇生に挑む現代的なSFで始まりながら、死に際の感覚や感情、臨死体験、宗教と救い、記憶の秘密、脳の未知の力など、ホラー映画が描いてきた題材のすべてが見事に絡まって知的興奮と新たな恐怖を呼ぶ快作!」と絶賛している。

『ラザロ・エフェクト』ポスター

映画『ラザロ・エフェクト』は2016年6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!

監督:デヴィッド・ゲルブ
出演:マーク・デュプラス、オリヴィア・ワイルド
配給:クロックワークス
2015年/アメリカ/83分

© 2016 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.