12館スターながら動員数13万人、興行収入2億円を超えるスマッシュヒットを記録した前作から3年。鈴木亮平、清水富美加らが前作から引き続き出演し、新たに柳楽優弥が参加し、さらにパワーアップした本作。「世界からパンティが消える」という未曾有の危機に立ち向かう変態仮面こと狂介は、相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していたが、複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらう。ふたりの気持ちがすれ違う中、変態仮面の前には最強の敵が現れる。
今回、公開初日を記念した舞台挨拶には、鈴木亮平、清水富美加、柳楽優弥、ムロツヨシ、片瀬那奈、福田雄一監督、主題歌を歌うCTSと南波志帆が登壇した。
舞台挨拶が始まると、初めにCTSと南波志帆による主題歌「WAVINESS feat. 南波志帆」が披露され、大盛り上がりのスタートとなった。CTSと南波志帆が降壇し、続けて、出演者と監督が登壇。
劇中で変態仮面を演じた鈴木は「客席にはパンティを被った方もいるのに、普通のスーツで出てきてしまってすいません」と挨拶し、笑いを誘った。清水は「21世紀最強のヒーロー映画が誕生したなと思っています。みんな心の中ではこんなヒーローを求めてるんじゃないかと思っています」と挨拶した。また、片瀬は「本当は愛子役をやる予定でしたが、紆余曲折で母として出演することになりましたが、とにかく狂介を愛しています」とコメントし、場内は笑いに包まれた。
予告編でも迫力があり話題となっている本作だが、撮影にあたり鈴木は「監督から『フラミンゴと社交ダンスの動きを完璧にしておいてくれ』と言われ、1か月かけて]マスターした動きが取り入れられています」と言うと、柳楽の頭をつかみ、フラミンゴのポーズで攻撃する演技をした。さらに「社交ダンスは、変態仮面の移動のときに注目して欲しい」とアピールした。
前作に続き姫野愛子を演じる清水は「前作では、ふざけたことを真面目にやるというのがわからなくて、2があっても呼んでもらえないだろうなと思ったんです。2は私じゃないだろうなと・・・」と明かし、誰になると思っていたか聞かれた清水は「広瀬すずちゃんとか」と答えると、ムロは「広瀬すずちゃんは『変態仮面』には出ないから!」と突っ込みを入れた。さらに清水は「月9ばりに気合を入れて演じました」と言い、「私にとっての月9は『変態仮面』です」と話し、笑いを誘った。
福田監督は本作が年齢制限なしであることにこだわったと言い、「今回は小学生がお友だちと一緒に来れる。みんなが観れるファミリー映画です」とアピールした。
最後に、鈴木は「ヒーロー(HERO)ってなんだと思ったときに、スペルをよく見ると、“H”と“ERO(エロ)”なんですよね。“H”は変態の頭文字ですから、変態でエロ、それを満たしているのが本物のヒーローなんですよ。そう考えるとこれ以上の本物のヒーローはありますか?我々こそが本物のヒーローだと。本物のヒーローを見たいならこれを観ろ」とメッセージを贈った。
映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は2016年5月14日(土)より全国で公開!
監督・脚本: 福田雄一
原作:あんど慶周 「THE ABNORMAL SUPER HERO HENTAI KAMEN」(集英社文庫コミック版刊)
出演:鈴木亮平、清水富美加、柳楽優弥、ムロツヨシ、水崎綾女、皆川猿時、新井浩文、やべきょうすけ、勝矢、足立理、上地春奈、木根尚登、佐藤仁美、片瀬那奈、池田成志、安田顕
配給:東映
(C)あんど慶周/集英社・2016「HK2」製作委員会