桃井かおり監督第二弾『火 Hee』が8月よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開されることが決定し、予告編が解禁された。
桃井かおりの監督第二弾となる本作は、2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞して以来、次々とベストセラーを放つ若き文豪・中村文則のサスペンス風短編「火」を原作とする。桃井自らが監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映されると、その圧倒的な迫力で観客を魅了。各国の映画祭から熱狂的なオファーが絶えないほどだ。
桃井かおりの監督第二弾となる本作は、2005年に「土の中の子供」で芥川賞を受賞して以来、次々とベストセラーを放つ若き文豪・中村文則のサスペンス風短編「火」を原作とする。桃井自らが監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映されると、その圧倒的な迫力で観客を魅了。各国の映画祭から熱狂的なオファーが絶えないほどだ。
2005年公開の『SAYURI』以降、ロサンゼルスを拠点に世界で活躍する桃井。本作では、世界の舞台を経て、より鮮やかにあぶりだされた桃井の唯一無二の個性が光る。
原作者の中村は「桃井さんの圧倒的な才能に戦慄しました。なんてすごいんだろう。この映画はきっと伝説になる」と絶賛している。また、桃井は「原作の『火』は、主人公がただ喋り続ける、ト書きさえないという、とにかく画期的な小説です。最初、奥山和由プロデューサーから出演のお誘いがあり、その後すぐ『もおいさんが監督するっていうのもありかな?』とおっしゃっていただいたんです」と経緯を語る。自らが演じる主人公について「放火を犯しながら罪の意識さえない、物事を判断する尺度が折れ曲がっているとしか思えない女。でも、零れ落ちてくる言葉には、なぜかリアリティがある。誰でもいいからつながろうと生きている。どこか今の時代の象徴だと感じます。私はそんな人間を描き、演じたかったのです」とコメントしている。
映画『火 Hee』は2016年8月よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開!
監督・脚本・主演:桃井かおり
配給:KATDU-do
2016年/日本/72分
©YOSHIMOTO KOGYO、チームオクヤマ