見栄っ張り女子とドS王子のラブコメディ『オオカミ少女と黒王子』の公開を前にした17日（火）、都内の女子高で特別課外授業イベントが行われ、二階堂ふみと山﨑賢人が登壇した。

累計発行部数540万部突破の八田鮎子原作の同名コミックを山﨑賢人と二階堂ふみをW主演に迎えて実写映画化した本作。街で見かけたイケメンを、友だちに彼氏だとウソをついたエリカ（二階堂）だが、彼は同じ学校の佐田恭也（山﨑）だった。事情を打ち明けると優しい言葉をかけてくれたのだが･･･喜びもつかの間、突然ドS王子に豹変。ウソから始まる恋の行方は―。

今回のイベントは、生徒には事前告知なしのサプライズで開催された。校内放送で、緊急全講習会を行うことが流されると、体育館に集まってくる生徒たちは、「何があるの！？」と怪訝な表情。先生の「特別講師を呼んでいます」という合図で、後方から登場した二階堂と山﨑だが、最高潮に盛り上がった生徒たちは大歓声の中で2人に駆け寄り、もみくちゃにされながら、驚いた表情で舞台に上がった。

立ち上がったままなかなか落ち着くことのない生徒たちに、二階堂が「すこーしだけ、しっ」と口に手を当てると、生徒たちは「かわいい！」と歓声が上がった。山崎は「すごい熱気で迎えてくれて本当にうれしいです。楽しい？」と聞くと、一斉に「楽しい！」という声が上がった。

生徒たちからの声がやまない中で、「感動してます。憧れてたので。私は共学でしたから」と語る二階堂。山﨑は「女子高に入ることなんて絶対できないので」と笑いを誘い、「楽しそうだなって思います」とコメントした。

学生時代について聞かれた二階堂は「バカばっかやってた気がしますね。すごい遊んでました。よくプリクラ撮ってました」と振り返り、山﨑は「サッカー少年というかサッカー漬けの毎日でしたね」と語った。また、高校時代に戻れるとしたらと聞かれ、二階堂は「帰宅部だったので部活に入りたいです。『SLAM DUNK』が好きだったのでバスケ部とか、マネージャーもやってみたかったです」とワクワクした笑顔で語り、山崎は「サッカーは地域のクラブチームでやってたので、部活に入って学校のグラウンドでやるのは憧れてました」と答えた。

続けて、事前に寄せられた質問に答えるコーナーで、「部活でまとめるのが大変ですが、どうしたらいいですか？」という質問に、二階堂は「部長経験はないんですけど、映画で主演をやらせていただくと、みんなでひとつの方向に向かっていくので、みんなに気を張っていたいなと思っています。みんなと向かい合うのがいいな」と自身に重ねて答えた。次に「女子高に来てから女子力が落ちて彼氏ができません。どうしたらいいですか？」という質問に、二階堂は「好きな人と付き合うとかは、これからもチャンスがあると思うから、彼氏を作って高校生活を楽しむのもいいと思いますが、きっと今しかできないことがある」答え、「力が抜けている時の素の自分を受け入れてくれる人がいるといいですね」とコメントした。山﨑は「自然体でいる自分を好きになってもらったほうがいいですね」と答え、「女子力は上げられるなら上げたほうがいい」と加え笑いを誘った。

最後に、二階堂は「先生に憧れている時期があったので、みなさんの前に立たせていただいて少しだけお話できたのが楽しかったです。映画を観て、学生生活も楽しんでいただけたら」と話し、山崎は「こんなに暖かく迎えてくださってありがとうございます。映画のことを知っててくれたのがうれしい。すごくシンプルに、人を好きになるということが描かれているのでぜひ映画館で観てほしい。高校生活は今しかないので楽しんでください」とメッセージを贈った。