ケイト・ブランシェットxロバート・レッドフォードが贈るニュース番組の裏側を描いた『ニュースの真相』の予告編第一弾が解禁された。

“真実には、すべてを懸ける価値がある”―。大統領再選を目指したブッシュの軍歴詐称疑惑が報道された。しかし、保守派のブロガーが“偽造”と談じたことから一転して批判にさらされる。スクープを放送したCBSのベテランTVプロデューサー、メアリー・メイプスの自伝を基に、スクープとその波紋の一部始終を、すべて実名で、かつ緊迫感たっぷりに完全映画化した本作。メアリー・メイプスをケイト・ブランシェット、伝説のジャーナリストで人気アンカーマンのダン・ラザーをロバート・レッドフォードが演じる。大統領の暗部を暴く重大なスクープと、その真相と対峙するチームを牽引する2人の迫真に迫る演技が観る者の心を揺るがす。

今回解禁された予告編では、政権を脅かすスクープから一転、窮地に立たされる番組スタッフ、そして事態の収束を図る局の上層部が次々と映し出される。たとえ窮地に追いやられても、自らの仕事に対する誇りや信念を失わない。勇気をもち、仲間への忠誠も失わない、まさに“プロフェッショナル”たちの姿が描かれている。本作の全米公開時には、TVスポットをCBSが拒否するなど物議をかもしだした。

ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。アメリカ・CBSニュースのベテランプロデューサー、メアリー・メイプスは、伝説的ジャーナリストのダン・ラザーがアンカーマンを務める看板番組で、ブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、全米にセンセーションを巻き起こした。しかし「決定的新証拠」を保守派のブロガーが「偽造」と断じたことから一転、メアリーやダンら番組スタッフをはじめ、CBSは猛烈な批判の矢面に立たされる。同業他社の批判報道もとどまるところを知らず、ついに上層部は内部調査委員会を設置。ブッシュに近い有力者も含まれる委員会との不利な闘いを前に、メアリーは勇気を奮い起こす。圧力に屈することなく、真実を伝えるジャーナリストとしてのプライドと誇り、そして信念を伝えるために―。